保育園の出し物で劇をやるなら参考にしたい絵本や台本

日中も涼しい日が増えてきて、秋らしい季節になってきましたね。

運動会が終わりホッとしたのもつかの間、そろそろお遊戯会に

むけて準備を進める時期ではないでしょうか。

去年、一昨年とは違うものを選ばなくてはいけないとなると、

何にしようかかなり悩みますよね。

そこで今回は、劇をするのに適した絵本の紹介や台本を作るうえでの

注意点などを書いていきたいと思います。

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保育園の出し物で劇をやるならどういうものがよい?

保育園で劇をする際、まず考えるのはどのような台本にするのか

これがいちばん悩みますよね。

子どもの人数、年齢、発達を考えて選ばないといけないので大変です。

ここで、題材を決める方法をいくつか挙げてみます。

・普段の保育園での生活を劇にする(オリジナル台本の中では簡単)

・季節のことや地域の事柄を劇にする

・オペレッタの素材集(CD)から選ぶ

・絵本を劇にアレンジする

思い浮かぶのはこのへんのところでしょうか。

この中でもどの年齢のクラスでも取り入れやすく練習しやすいのは

やはり絵本を題材にするものかと思います。

それでは、たくさんある絵本の中からどのようなものを劇にすれば

いいのか考えていきましょう。

保育園の劇で絵本を参考にするならコレ

絵本を劇にするといっても、たくさんありすぎてこれまた悩みますよね。

選ぶポイントとしては、「子ども達に身近で好きな絵本」です。

年齢別にいくつか挙げていきます。

≪未満児クラス≫

・たまごのあかちゃん

いろんな大きさのたまごからにわとりやかめ、へびの赤ちゃんが

出てくる絵本で「このたまごは誰のかな?」「○○のあかちゃん!」

と簡単なやりとりなので0歳児クラスでも取り入れることができます。

「でておいでー!」というのも子ども達は大好きです。

・大きなかぶ

これは劇では定番ですね。出てくる登場人物が多いので園児数が

多くてもやりやすいです。「うんとこしょ、どっこいしょ」という

セリフや仕草は誰でもやりやすいので、1歳児クラスからできますよ。

・オオカミと7ひきの子ヤギ

これはやりとりが単純ではあるものの、動きが多少増えるので

上の2つよりは難しくなり2歳児クラスにおすすめです。

・三匹の子ブタ

三匹の子ブタがわら、木、レンガで家を作りそこにオオカミが

やってきて…というおなじみのお話です。こちらも家を作る、

オオカミがやってきて壊す、次の家に行くという繰り返しの

多い話なので未満児さんでも取り入れやすいです。音楽CDもある

ので使用するとセリフも少なめで練習しやすいです。

未満児さんのクラスでは、段階を踏んでいくということが難しい

月齢でもあるので、繰り返しの言葉があるものを選ぶと子ども達も

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やりやすいです。2歳児さんでは、少しストーリー性のあるもの

とりいれることができますよ。

≪以上児クラス≫

以上児さんでは言葉数も理解力もぐっと増えるのでストーリー性

のある物語を題材にするとおもしろいです。

・三匹のヤギのがらがらどん

「がらがらどん」という同じ名前の3匹のヤギがエサを探して

冒険に行く話です。ストーリーは未満児のときより複雑になりますが

歌もあるので劇としては使いやすいです。

・どうぞのいす

うさぎが作った椅子に次々に動物がやってきて物を置いていく…

やさしさ、思いやりの心がたくさん詰まった絵本で子ども達も

大好き、見ているほうもホッコリします。

・かさじぞう

大人も子どもも知っている昔話。少し難しいように感じますが

年長さんなどでは取り入れることが出来ます。

・14ひきシリーズ

14ひきのねずみたちの話でピクニックややきいもなど

いろんな話があるので、季節に応じて話を選んでもいいですね。

年齢によっていろんな絵本がありますよね。

どの学年でも絵本を題材にする際には、子ども達が知っていて

大好きな物か、新しい絵本で劇を行う場合には、日頃から読んで

まずは絵本の世界観を子ども達がイメージできることが大切です。

保育園の劇で台本を作るうえでの注意点

次に、台本を作るうえでの注意することについて書きます。

絵本を題材にして、セリフもシチュエーションもあるとはいえ

子ども達が劇をするためには台本を書かなくてはいけません。

それでは、どのようなことに気を付けたらよいでしょう。

「大きなかぶ」を例にして考えてみます。

まずは、役決めですよね。

少人数の園であれば役に対して1人でもかまわないと思いますが、

人数の多い大規模な園では、1人の役に対して複数振り分ける

必要があります。この時、バランスを考えなくてはいけません。

例えば、おじいさんの役を決めるときには月齢の高い子やしっかり

した性格の子と月齢が低い子をペアにすると、高月齢の子が引っ張って

いってくれ練習もやりやすくなります。

次に、セリフが絵本のままで本当に子ども達に適しているのか?

ということを考えなければいけません。

おおきなかぶを2歳児で行うのであれば、そのままでも構わない

と思いますが、1歳児で行うなら少し言いやすい言葉に変えても

いいかもしれませんね。

また、長さもですが年齢に応じて短く編成しなおし、子ども達自身が

物語の全体像をとらえられるようにするといいでしょう。

台本を作るうえでの注意点でメインとなるのはこの2つです。

同じクラス内でも発達には個人差がかなりあります。

その個人差や子ども達の様子をふまえた上でセリフや尺の長さの

構成を考えると、先生自身もイメージがわきやすいと思いますよ。

まとめ

ここまで保育園で劇をするなら…というテーマについて

書きましたがいかがでしたでしょうか。

絵本は子ども達にとって身近なものなので、子ども達も内容が

入っていきやすく劇にも適しています。

日頃から読み聞かせをして大好きな話を劇にしましょう。

そうすると、子ども達もやる気が出て楽しんでできますよ。

そのためにも、配役や台本の構成は子ども達の普段の様子を

しっかり見て決めてくださいね。

劇の練習、準備はとても大変かと思いますが、本番での子ども達の

姿は何とも言えない感動があります。

ぜひ、その姿が見れる日を楽しみにしながら頑張ってくださいね。

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