保育園での盆踊りで簡単な曲と振付はコレだけで大丈夫

夏といったら保育園での一大イベント「盆踊り」があります。

こどもたちにとっては保護者の方に見てもらうし、中にはやぐらをしっかり立ててその上で可愛い浴衣を着て踊る園もあります。

その年度で始めての大イベントといっても良いでしょう。

保護者の方は子供たちの晴れ姿を楽しみにしています。

しかし実際に盆踊りで踊る振り付けや曲はどんなものがいいのか?

子供たちにとって覚えやすいものは何か悩みますよね。

そんな悩みを元保育士が分かりやすく、子供たちも保育者も一緒に楽しく踊れて楽しめる盆踊りに出来る方法をお伝えいたします!

大舞台だからといって緊張はしますが、楽しんじゃった方が気が楽なのであまり周りの目を気にせず元気にやることが大切ですよ。

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保育園での盆踊りで簡単なものは?

実際に盆踊りに向けて練習をするのですが、どんなものが良いのでしょうか?

こちらに関しては、まず園で代々振り付けが決まっていたりしているかどうかをちゃんと確認してからご自身で考えましょう。

先生たちの負担を減らすために新しい曲を追加するときに振り付けも固定にしているところもあるので確認を忘れずに。

ほとんど新しい曲から始めたり、振り付けに指定がない人は是非こちらを参考にしてみてください。

まずはきっと全員で踊れるものから始めると良いです。

あとは卒園生や未就園児も来ますので、この三つを全員でお試しとして踊ってから自分たちが踊る曲に入ると良いですよ。

まずその3つで流す曲のおすすめをご紹介します。

  • ・つきよのぽんちゃらりん(未就園児)
  • ・炭坑節(卒園児)
  • ・踊るぽんぽこりん(全体用)
  • ・東京音頭(卒園児)

未収園児は正直やぐらに登ったり真ん中にいけるだけで百点満点ですので、局はあまりこだわらず、つきよのぽんちゃらりんがあまり認知度が低かったら盆踊りにちなんだものじゃなくても良いと思います。

逆に卒園児は地域のお祭りでよく聞く曲を流すと良いです。

「えーこの曲難しい」とかいいながら結局やぐらに登る懐かしさから沢山の卒園児が盆踊りを盛り上げてくれます。

全体用は各クラスの曲と被らないようにリーズナブルなものなら何でも大丈夫かと思います。

こちらのこだわりも園長や主任がこだわりがないかの確認をしてから選んでみてください。

保育園での盆踊りで曲のオススメは?

さて、メインの園児たちが踊る曲が大切です。

どんなものがいいのか、こちらは月齢別にご紹介します。

1~2歳

  • ゆうきりんりん
  • おしりかじり虫
  • ちびまる子音頭

0歳がない!と思った人がいるかと思うのでご説明します。

まだハイハイの子が多いのでやぐらに乗ったり砂場に置くことは出来ないので、0歳は盆踊りに参加できることで刺激を味わってもらいます。

さて、乳児クラスは動きがジャンプや手を振ったり走ったりなど少ないです。

ですので動きが少ないものや子供たちがリズムに乗りやすいものが良いでしょう。

基本的にこの月齢は楽しんで踊っていることが大事ですので

こだわらないようにしましょう。

3~4歳

  • どらえもん音頭
  • ポケモン音頭
  • アラレちゃん音頭

人の動きを見て真似のようなことができるようになってきますが、まだまだ上手に踊れない子もいます。

ですのでこちらも楽しむことが第一ですが、少しだけみんなで揃えるということをしてみたり、一体感を出すような曲をオススメします

掛け声も入れるとなお一体感が出て良いですよ。

5~6歳

  • 花笠音頭
  • キッズソーラン
  • ブギウギ阿波踊り

この子達が一番の華といっても良いでしょう。

これが最後の盆踊りにもなるので大いに盛り上げたい人は感動要素も加えてみると良いでしょう。

一番お兄さんお姉さんなので出来ることが増えます。

掛け声はもちろん交互に立ったり座ったりなど上手に踊って回って凝ったダンスができます。

保護者の方は最後ということもあって感動して涙する人もいるので、子供たちにも「これが最後の盆踊りだから頑張ろう」と保育者も一丸となって最高のフィナーレを飾りましょう。

保育園での盆踊りで振付はどう教える?

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いざ曲が決まったら次は振り付けです。月齢が高くなるにつれて動きも複雑になってくることがあります。

さて、どのように振り付けを決めたら良いのか

まず子供たちに振り付けを教える順番をご紹介します。

  1. 踊る曲を流してみんなで聞く
  2. やぐらがある人は立ち位置など実際に教室に円にテープを貼ったり園庭に書く
  3. 曲を聞いて振り付けを考える(又は固定のものを保育者が覚える)
  4. 子供たちにパートを分けて教える
  5. 外でも中でもなるべく一日一回は踊りに触れる
  6. 一度全体で通しをする練習も
  7. 本番プレ
  8. 本番

こどもたちはどんな曲で踊るのかをとても楽しみにしています。

中には月齢が高いと自分たちで決めても楽しいこともありますが、保護者のクレームを防ぐには保育者の中で話し合って決めたほうがいいかもしれません

子供たちで決めさせる場合は事前に保護者に「こどもたちで話し合いましたので、親の意見は挟まないように」など促しておくと揉め事も無いでしょう。

次に一番重要な振り付けの仕方・教え方をご紹介します。

振り付けの仕方

振り付けは固定されていれば楽なのですが、一から作る人は全部作るのはとても大変ですので、大体どの曲も大本の振り付けがあるので、そこから一部分だけ変えていくという方式が一番楽です。

例えば、細かいダンスが多い曲は、コシ振りを多くしたり、曲に合わせて手を叩く回数を増やすなど簡単にしていくのも一つの手です。

また、難しいダンスを入れたい場合は、そのダンスを子供たちができるか実験をしてみるのも良いでしょう。

簡単な例えとしては、ケンケンするのをそのまま横にケンケンして回っていくなど、月齢が高いからこそ難しいことが出来て華になるような要素を入れてみると良いですよ。

何よりも一番は大本をコピーしてオリジナルを少しずつ入れていくのが一番楽ですので、「全部オリジナルするんだー!」とあまり意気込まないようにしましょう。

教えることが一番大事ですので気合の入れどころに気をつけましょう。

教え方

一番の悩みどころといっても良いのではないでしょうか。

子供たちに教えるのは保育者ですので、保育者の教え方でこどもたちの踊りが決まっていきます。

どうしても教えるのが苦手な先生は、その選んだ曲を昔園児がやって撮っていたりしたら、それを見て保育者も一緒に学ぶという手段もありますが、せっかくの子供たちの晴れ舞台ですし、そんなに難しくないものが多いので頑張って覚えて教えてあげましょう。

それでは教え方を月齢ごとにご紹介します。

1~2歳

全体で簡単な動きが多いので、みんなで楽しく踊ることがメインです。

教えるときは「先生のマネっこしてね!」と簡単に促しましょう。

全員絶対にそろえるということはあまり意識せず、こどもたちが楽しく踊ることメインにしましょう。

時々ふざけて踊る子がチラッといるので、そこはけじめとしてちゃんと注意をして練習を進めましょう。

注意としては「お母さんに恥ずかしい姿みられてもいいならふざけてもいいよ」など親が見に来ることをちゃんと伝えると良いでしょう。

3~4歳

一丸となった動きがメインになってきます。

まずは一度保育者が覚えたら間違えてもいいので全部流して一緒に楽しく踊ってみましょう

そこで子供たちにとってどこが難しそうなのかを見ましょう。

最初はこの繰り返しをしていれば、こどもたちも楽しみながら過半数が覚えていきます。

注意としては右手を上げたり右にジャンプするときに反転して踊りを見せることを忘れずにしてください。

そしてそこから部分的な練習をします。全体をそろえていきます。

さらにあまりにも踊れない子がいたら踊れる子と一緒に踊って練習します。

(このときに踊れないことをあまり自覚させないように、グループに分かれて練習するように誘導して、実は踊れない子の練習のためにしたほうが、子供たちに感づかれないです。鋭い子は気づいてしまいます。)

これだけ出来ればこの月齢は満点だと思います。

このときから注意の仕方が変わり、みんなで一つになって盛り上げるというチーム戦だということをちゃんと伝えましょう。

保護者が来て恥ずかしい姿をみられたくない作戦も、もちろんですが、一人のおふざけにより練習時間がどんどん延びて遊べなくなることも伝えると良いでしょう。

5~6歳

複雑な動きを入れると盛り上がる月齢です。

教え方は3~4歳とあまり換わりませんが、違うところは子供たちを分けて練習するところです。

この月齢になるとやぐらに一つの輪では踊りづらいので、中と外に分かれたりします。

この時に曲の前半で前にいた子たちは曲の切り替わりで交代する練習が必要です。

この時に練習は動きやすい格好ですが、当日は浴衣なのでそれも意識してチェンジの練習をしましょう。

すぐに覚えられると思いますが、中には追いつけない子もいるのでなるべく1日に一回または2日に一回やると良いでしょう

そしてさらに複雑な動きを教えたい例えとして交互に立ったり座ったりする動き。

これは華があります。

教え方としては、男女でサンドイッチにしといて、先にどっちがしゃがむのかを教えておきます。

そして曲に合わせながらしゃがむ振りがきたときに保育者が「女子!」「男子!」と練習するといいでしょう。

最初は曲なしで呼ばれたほうがしゃがんで呼ばれなかったほうは立って踊るなどするとスムーズです。

もう一つはサンドイッチではなく、男子の輪・女子の輪を事前に作っておく方法です。

これも教え方は一緒ですが、見栄えとしては交互のほうが綺麗です。

でもどちらも難しい動きなので、盆踊りに間に合う振り付けのほうを選びましょう。

また全部に共通することは保育者は振り付けをオーバーにやりましょう。

そのほうが子供たちの動きにメリハリがでて綺麗な踊りになります。

特に月齢の高い子たちは声も張ったほうがかっこいいので、先生。頑張りましょう笑

まとめ

今まで書いてきたことをまとめてみました。

・保育園の盆踊りで簡単な踊りは卒園生や未就園児と一緒に楽しく踊ろう

・保育園の盆踊りの曲は馴染みのあるものから月齢が高い子はかっこいい曲もいれてみよう

・保育園の盆踊りでの振り付けの教え方は保育者がオーバーに反転して教えよう。

いかがでしたでしょうか?こどもたちにとって楽しいがメインですが、保育者の教えかたや熱い思いでこどもたちにも火がついて最高の盆踊りになるかと思います。

是非成功させて盛り上げられるように応援しています。

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