春になると偏西風にのってやってくるやっかいもの、「黄砂」の被害に悩む人も多いですね。
ドライバーにとっては、車がいつも砂だらけでひどいときにはシミになり、汚れるだけでなく、車の寿命まで縮められて大打撃を受けることも。
そんな黄砂の害から車を守るためには、塗装やコーティングが重要!だといいます。
今回は、黄砂から車を守る対策として、塗装やコーティングについてご紹介します。
黄砂から車を守る徹底対策!
大陸の砂漠地帯からやってくる「黄砂」が車にくっつくと、粘着質なため取れにくく、どんどん上に積もっていきます。
さらに雨が降ると固まり、取れにくいシミとなり、さらに“やっかいな”汚れになります。
汚れというだけでなく、車のボディへの悪影響はじわじわと進んでいくことも。
そんなことになったら、たいへん!
愛車を守るため、徹底対策を練っていきましょう。
その方法として、「コーティング」についてご紹介します。
黄砂から車を守れるコーティング!
ボディの塗装への黄砂汚れによる浸食を防いで車を守るには、ボディ表面の「コーティング」がとても重要です。
車の表面には、はっきりと目に見えないような傷も、実はたくさんついています。
ごく小さな粒子である黄砂が、その微細な傷に入り込むと、落ちにくいばかりか、ボディの塗装面を侵食し、その下の金属にまで達することになります。
ボディにコーティングをかけておくと、コーティング剤が微細な傷を埋めてくれ、被膜を作りバリアーの役目をしてくれるので、黄砂が塗装面に直接くっつくのを防ぐことができるのです。
では、コーティングはどうやってするものかといいますと、ある程度費用がかかりますが、
ディーラーやカーショップ、ガソリンスタンドなどの業者に依頼する方法と、市販のコーティング剤を購入して、自分でやる方法があります。
コーティングの種類ですが、ガラスコーティング、ガラス系コーティング、
ポリマーコーティング、イオンコーティングがあり、ガラスコーティングは前処理やかなりな知識が必要で、プロでなければ難しいといわれます。
自分でやる場合に、比較的安価で簡単にできてツヤが出せるのは、ポリマーコーティング剤ですが、持続期間は2~3カ月。
こまめにお手入れできる人向けだそうです。
ポリマーコーティング剤の場合、定着させるまで半日~1日で、その間雨が降らない環境で行う必要がありますが、それくらいなら天気を見ながらできそうですね。
もう少し長持ちさせてツヤも出したいなら、イオンコーティング剤も候補です。
他にも沢山のコーティング剤が市販されていますが、値段もハードルも高い物もあり、施工の難易度が上がり、定着にかかる期間も長くなっていきます。
ご自分の腕に合わせて選んでいってくださいね。
簡単なものから、慣れたら少しずつランクを上げていくのも良いですね。
黄砂から車を守るには塗装が大切?!
黄砂の害から車を守るには、確かに塗装も大切ですね。塗装面に傷が入っていると、そこからの複合的な黄砂汚れによる浸食で、ついに板金塗装が必要になれば大金がかかり、車の寿命を縮めることにもなりかねません。
もしも、事故などにより、塗装面にまで達するような傷がすでにあるようなら、傷が小さいうちに、できるだけ早く修善しておきましょう。
しかし、目に見えないような微細な傷であれば、コーティングをかけることで補われるので大丈夫でしょう。
塗装は購入した際は、できあがっている状態なので、どちらかといえば、コーティングが要となります。
新車を購入した際も、まず汚れのない状態のときに業者にコーティングをしてもらってから乗る、という人もいるくらいです。
そうすることで、塗装を守ることにもなり、日々のお手入れも楽にできるようになります。
まとめ
車を大切にしている人にとって、黄砂汚れは大敵!
ただの砂とあなどるなかれ。
黄砂は砂というより、危険な粘土の粒です。
さらに、雨が降ると固まってやっかいなことに。
そこで、大切な車を守るため、塗装面のコーティングについてご紹介しました。
できる限りの徹底対策を練って、黄砂に負けない車にしましょう。