デイサービスの忘年会の出し物ならゲーム。大人数の場合の景品は?

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もうすぐ今年も終わります。

年末と言えばやっぱり忘年会ですよね!

師走で忙しいとはいえ、介護施設の利用者さんも忘年会を楽しみにしていると思います。

それならばやっぱり張り切らないと!!

ですが、忘年会の出し物で悩むことって結構ありますよね。

毎年同じだと飽きてしまうし、代り映えがないから今年はなにか違う事をやりたい!

その気持ち、痛いほどわかります。

やっぱり盛り上げたいならば、目新しいものを取り入れたいと考えるものです。

そこで今回は、

デイサービスの忘年会でいい出し物は?

その際のゲームで大人数でもできるものは?

忘年会で配る景品はなにがいいか?

などについてお伝えしていきます。

ぜひ参考にしていただいて楽しい忘年会にしてください!

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デイサービスの忘年会で盛り上がる出し物は?

忘年会の出し物…。

悩みどころですねぇ。

実際にデイサービスで行った出し物はこのようなものがあります。

手品

鉄板である手品これは出し物には欠かせないものですね。

利用者さんが多い場合では、1人1人が目で見て、手に触れられるように大きくて見やすいように工夫しましょう。

たくさんの風船を出す手品や手品で出した花をプレゼントしたりして楽しむことができます。

もし手品をやるのであれば、簡単でわかりやすいほうがよさそうです。

というのも、とある施設で男性職員、女性職員ともに1つずつの手品を披露しました。

男性の方の手品の方が高度でしたが、利用者様からは不評でした。見えないとか、わかりやすくやれとか。わかりやすすぎると手品ではないのですが。

女性職員の方はシンプルでしたがオオウケ。

クオリティはあまり求められていないことがわかりました。

手品を行う場合はあまり力を入れて準備しない方がよさそうです。

なので、手品を行うのであれば簡単なものがよさそうですね。

簡単な手品であれば、今はこのような簡単セットがあるそうです。

また利用者さんの中には目があまり良くない人もいます。

そういう時にはプロジェクターに携帯の画面を映しならがの手品も面白いですよ。

携帯(アイフォン)の接続の仕方はこちらになります。

http://goodegg.jp/archives/8140

そこまで手間はかからないのでぜひ試してみてください。

あと、地域のボランティア活動されていた集団が来て、ピエロの格好したりマジシャンの衣装の人などいて、ジャグラーやカードマジックなどを披露してくださる機会を作っても良いかもしれません。

私の施設でそれを行いましたがほとんどが認知病棟だったので、飽きると部屋に帰る人もいて落ち着かないイベントになりました。(苦笑)

けれども最後は、懐メロをリクエストして電子ピアノで即興演奏して一緒に歌い楽しく終わる事ができました

みんなで一体感を得られるので頼めるようであれば頼んでみることもお勧めです。

関連記事:クリスマス会の出し物を手品で高齢者が喜ぶものは?種明かしはする?

演奏会

別の介護士さんの例ですが、施設に入ってる親族の仲の良い人数名でやられたようです。

たまたまそれぞれ、楽器演奏ができる人たちがいて、私もギターを少し弾けたので、ギター担当でした。

演奏は民謡から演歌とお年寄り向きな曲を選定して、演奏しました。

皆さんとても喜んでくれて嬉しかったです。

ギターの弾き語りですと、懐かしい歌謡曲を中心に行った事例もあります。

事前に利用者様から聞きたい曲や歌いたい曲など聞き取りを行いリクエストに合わせて選曲したため、とても盛り上がったようです。

手作りで模造紙に歌詞を書いて貼ったり歌詞カードを作り配りました。

また、マラカスやタンバリンなどの簡単な楽器を用意し、歌うことが苦手な方や発語が難しい方がスムーズに参加できるよう配慮しました。

楽器を使うより手拍子の方が良いという方が多く、マラカスは余ったので職員が雰囲気づくりに鳴らしていました。

歌を口ずさむ方がほとんどで、楽しい雰囲気で時間が過ぎました。

最後には利用者様からのリクエストでアンコールも起きお応えしみんなで大合唱でした。

意外性ということであれば、沖縄エイサーなど民謡もアリですね。

とある介護士さんの例ですと、施設長が沖縄好きで三線も持っているので、施設長の三線の演奏と日頃音楽療法で来ている療法士の歌で演奏します。

結構ノリのいい音楽で利用者さんや利用者家族さん、職員みんなで踊りまくります。毎回盛り上がっております。

土地柄の民謡というのも特徴が出て面白いと思います。

あと、クリスマスの時期ですので、ハンドベル演奏もアリです。

スタッフみんなでハンドベルを覚えてご利用者様には楽譜を渡させて頂きクリスマスの曲から昔の懐かしい曲をご利用者様と一緒になって楽しむ事ができました。

利用者様と練習する時間は楽しく、個別レクリエーションとしても行っていました。

本番もご家族様や施設入所利用者様に楽しんで演奏を聞いて頂けました。

忘年会ではご家族様もお誘いし鍋パーティと一年間の思い出に写真のスライドショーも流させて頂き楽しい忘年会になりました。

カラオケ大会

高齢者の出し物定番のひとつ、カラオケ大会です。

忘年会=カラオケというのも、もはや定着しているのではないでしょうか。

ある介護士さんの例ですが、ピンクレディーのUFOに合わせて歌って踊るのですが年齢的にも利用者さんの時代に流行しているので、知らない人はいない程に笑顔でのってくれたようです。

片麻痺の人でも動く腕や足を上げたり下げたりと動かしてくれるので、リハビリにもなって一石二鳥です。

去年は時間的にも中止になってのですが、利用者の人がカチューシャを用意してくれていました。

楽しみにしていてくれた事に嬉しく思いました。

その他にも施設ではもともと古いカラオケの機械がある場合はよく歌っているみたいです。

日頃から好きで歌っている人は、いつもと違い、ちょっとしたステージに立って歌うことでとても気持ちよさそうに歌ってました。

あとは、職員たちも出し物として歌ったのですが、利用者さんはお年寄りの方ばかりですが、お孫さんなどと遊ぶことも多いため、アニメなども案外一緒に歌える方がいたのがびっくりしました。

踊り

これも定番ですよね。

職員さんたちのダンスなどがよく伺います。

ある施設では、職員全員による踊りとして、忘年会で職員の出し物として当時流行っていた松ケンサンバを披露した例もあります。

100均で買い揃えた生地を使って金色にビーズなどを縫い付けて衣装を作製し銀色の羽根も自分達で作り、振り付けもみんなが意見を出しあい3週間前から踊りの練習をしました。

全員が揃うのはなかなか難しく大変でしたが、苦労の甲斐があり本番は大盛り上がりでした。

みんなニコニコして口ずさんでくれてとても楽しい1日でした。

このほかにも、男性の新人職員と話し合い、女装してダンスした例もあります。

女装ということで衣装の収集が大変ではありあますが、家族等に相談して揃えました。メイクまでやるとよりグッド。

最近の人気でいいますと、AKB48ネタもよくあるみたいです。

特に人気なのは「恋するフォーチュンクッキー」ですね。

これを歌と、ダンス付きで披露しました。

職員さんが女装して踊るのもアリですね。

年配のスタッフさんも手作りの衣装を着て、皆で踊りました。

ご利用者さんたちは、皆笑顔で手拍子をしてくれてとても楽しんでくれたようです。

楽曲は流行りのもので良いと思いますが、案外やや懐かしいものの方がウケ良かったように思います。

みかんの花咲く丘を踊った例も聞いたことがあります。

簡単な振り付けを皆で考えて、みかんの花咲く丘に合わせて6人で踊りました。

一回目は踊り、その後施設の方々にも練習をしてもらい、二回目では手を動かせる方は一緒に振り付けをしてもらいました。

また踊りの出し物の際、コーヒーかお茶にケーキを食べながら、ちょっとした茶会のような催しで、合間に職員は懐メロで、創作ダンスを披露するというのもありです。

利用者は、日頃この日の為に練習した踊りや歌を披露していて拍手喝采で盛り上がりました。

その他の踊りの例として、ヒゲダンスというのもありです。

特に人気があるものはお笑い系であり、中でもドリフターズは誰もが知ってて誰もが喜ぶものです。

職員が加トちゃんけんちゃんになり、マシュマロキャッチや水をバケツに入れてぐるぐると回転させて遠心力を利用したものなどをやったこともあります。

利用者様皆さん、とても盛り上がって下さいました。

踊りやダンスというのは、やはり定番ということもあり、数多くの介護士さんたちが実施しています。

ダンスは体を動かせない方に対しても楽しくリハビリもかねてできるようにするといいですよ。

ビンゴ大会

これもド定番のひとつです。

多少の予算があれば簡単、お手軽にしかも普通に盛り上がります。

ビンゴ大会については、以下の記事に詳しく書いております。

関連記事:高齢者が喜ぶビンゴゲームの景品は?BGMでさらに盛り上げる方法

漫才や落語

プロの方をお呼びするのも良いですね。

職員さんがやるのでしたら練習が大変ですが腕の見せ所です!

プロを呼ぶより職員さんが一生懸命やったほうが利用者さんのウケはいいみたいですね。

ある施設の例ですが、利用者さん13名のご利用日に、お話ができる方からお題をいただいて漫才をしました。

お金や今後の生活に対する不安が提示され、どう笑いに変えようか悩みました。

大きな声で、冗談を交え、悩みはあっても皆様生きてらっしゃいますからこれからも頑張りましょう、死なない程度に。

と明るい漫才にしていったら皆様から好評で、泣いて喜ぶ方もいました。

二人場織

誰もが知っているあの一人が後ろで見えない状態で手を動かし前の人が顔だけ出す二人羽織です。

車椅子用の大きなレインコートを使用して行いました。

シュークリームをわざと半分に割ってクリームを顔にべったりつけて食べたり、前を男性スタッフにして化粧をしたりしました。

もちろんワザと失敗します。

1組づつ行いどっちが綺麗に食べれるかと事前にきいて当たった人にプレゼントを用意しました。

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耳の遠い方でも認知のある方でもシンプルでただ見るだけなので皆さん涙を流して大笑いしていました。

職員さんが行う出し物では比較的簡単にできるもののひとつですね。

プロの落語家さんのネタの前に職員さんによる二人場織による前座もウケがいいようです。

とある施設の事例ですが、既にご存じの余興なので、食べるシーンまではニコニコしながら待ってくださいます。

うどんを食べる時は、持ち上げる箸を鼻に近付けたり、汁をこぼしたりすると歓声をあげて笑いが絶えず、

ケーキは匂いを嗅いでみようと言いながら顔面受けすると笑いは最高潮になりました。

着ている物が汚れたり、場所の片付けと清掃が必要ですが、事前練習は数回、息のあったスタッフ同士ならぶっつけ本番でもでき、日常業務に影響ありませんでした。

演劇

出し物で演劇を行った例です。

高校生のボランティア10名の方々による、時代劇+喜劇のようなスタイルの演劇でした。

幼い頃に生き別れた母を探して歩く少年のお話は、涙あり、笑いありで、見ている30名程の利用者様には、とっても満足していただけたようです。

生で演劇を見た事が、喜怒哀楽の感情を揺さぶるきっかけになったようで、中にはちょっと興奮気味で、普段とは違う表情を見せる利用者様もいらっしゃいました。

演劇の後は、利用者様と高校生とがお茶を飲みながらの、お話しタイムの時間も設けさせていただきました。

学生さんとは、ポンポン会話が弾むと言う訳でもないのですが、お互い手を握りあったり、ウンウン頷いているだけの利用者様など、色々見ているとやはり外部の新鮮な風を取り入れる事も大事な事だと感じました。

その他にも、利用者さんとスタッフで朗読劇というのもありです。

実際に花咲か爺さんの朗読をスタッフがおこない、利用者さんが劇を演じました。

車椅子の利用者さんは犬のお面を付けたり、声が出ない利用者さんは木になってもらったり、歩ける利用者さんには花びらを巻いてもらったり、また鈴で効果音を出してもらったりと全員が参加できる出し物にしました。

普段おとなしい利用者さんも大笑いしてくださり、早速来年は何にする?と盛り上がりましたよ。

その他の演劇の例でいいますと、浦島太郎のアレンジ劇を行った例もございます。

紙芝居のように読み手がおり、その読み手が読んだことに合わせて演ずるということでした。

全体練習は日常の業務が忙しいため1回くらいしかありませんでしたので、アドリブが多かったのですが、沢山の利用者さんに笑って頂きました。

忘年会なので普段真面目な人でも、何事もはじけることが肝心だと思います。

縁日

縁日というと夏祭りを思う浮かべますが、忘年会の出し物として行うのは如何でしょうか。

50名定員の障害者施設の例です。

忘年会の際は利用者さんのご兄弟も多く来園され、その子どもたちが来る率も高いです。

ですので、子どもも楽しめるように、体育館の脇の方にはおもちゃの金魚すくい、輪投げなどのブースを設けていることで、子連れでも気軽に来園してもらえることができています。

スライドショー

年末に1年を振り返って、行事などで撮った写真をスライドショーにするのはどうですか?

これはしんみりと盛り上がる出し物ですね。

また昔の写真を見て誰か当てるゲームもできたりします。

利用者さんで昔の写真を持っている人から事前に写真を預かって、その写真を拡大コピーして皆で当てるゲームが大変盛り上がります。

勿論、職員の昔の写真も混ぜてするため施設全体で盛り上がります。

スライドショーとは少し異なりますが、施設で制作したビデオの上映をした例もあります。

施設の入所者さんや職員にイッツアスモールワールドの歌をそれぞれ一部分だけ歌ってもらった素材を編集して曲とつなげて一曲の歌になるようにしました。

職員も入所者さんもただただ歌うだけでなくダンスしたり一芸を披露しながら歌ったりで想定以上に面白く楽しいDVDが作成できました。

当日は大盛り上がりでアンコールで2回流しました。

どうでしょう?

この中でピンときたものはありましたか?

実際に行った事例をもとにあなたの施設での出し物のヒントになれば幸いです。

忘年会のゲームで大人数の場合は?

デイサービス施設の中には、忘年会に多くの方が参加する施設もあります。

そういうところですと忘年会のゲームをするにしたってちょっと大変になってきちゃいますよね。

そこで、大人数でもできるゲームがないか考えてみました。

ふーふー文字あてゲーム

〇用意するもの
大きめの紙
マジック
新聞紙
人数分のストロー

まず利用者さんが6人くらいに分かれて席についてもらいます。

テーブルの中心に、あらかじめ決められた文字の書いてある紙を置きます。

この時に文字が見えないように文字の上に細かく切った新聞紙を置いておきます。

スタートでストローを使って髪を吹き飛ばし、早く文字が表れて大きな声でその文字を読み上げたチームの勝ちです。

みんなでお手玉風船撃退ゲーム

〇用意するもの
ライン用テープ
お手玉(人数×5個)
風船大(奇数分)
ストップウォッチ

まず、利用者さんに2チームに分かれてもらいます。

お互いが、ラインテープをはさんで向かい合います。

ラインの上に風船を置きゲームスタート!

風船にお手玉を当て、相手のチームに風船を多く入れたほうが勝ちです。

(この時にお手玉ではなくうちわであおぐのもアリです)

笑ってこらえてみんなで俳句

〇用意するもの
紙(人数分)
ペン(人数分)

まず紙にあらかじめ「上の句」「中の句」「下の句」と書いておきます。

利用者さんに適当に配ります。

配り終わったら利用者さんに上・中・下の句になりそうなものを書いてもらいます。

集めてなるべく面白くなりそうなものを組み合わせて発表!

これらなら大人数でもできますね。

特に一番下のゲームは大移動することもなく紙とペンだけでできるのでお勧めです。

忘年会のゲームで景品はなにがいい?

忘年会でゲームをした際に、一番だったチームや人に景品を渡しますよね。

特に今の時代は、みんなにまんべんなく景品を渡したりする施設もあるようなので選ぶのにも一苦労です。

そういう時にどんなものを選んだらよいか…調べてみましたのでご覧ください。

縁起物てぬぐい

高齢になると縁起を担ぎたいものです。

そこでひょっとことおかめさんのてぬぐいはいかがでしょう?

ゆるっと書いてあるイラストも好感触です。

大人数でも大丈夫 駄菓子

駄菓子は外せませんよね。

駄菓子ならコスパも良いですし、たくさんの利用者さんに配ることができます。

選ばなくてもOK!景品パック

10000円で10点景品が入っているパックです。

こんなもの使うか?と思っても、利用者さんが家族やお孫さんにプレゼントするいい機会になります。

これで悩みは解決ですね。

あとは手作りの景品になります。

景品として喜ばれるものは

・フェルトやキルティングの眼鏡ケース
・写真立て
・靴下で作るリストバンド
・小さな手鏡をデコったもの

などです。

写真立てはお孫さんの写真や家族の写真を入れるのに喜ばれますし、家族の写真を飾っておけるのは良いものです。

靴下で作るリストバンドは、体が冷えるお年寄りにはとっても重宝されます。

靴下と言っても新品のもので作ってあげてください。

ほんわかした素材の可愛い柄の靴下だと、女性に人気ですね。

買う景品も良いですが、時間と手間がかかっても良いのならばやっぱり手作りが一番です。

利用者さんの喜ぶ顔を思い浮かべながら作ってみてはいかがですか?

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まとめ

楽しい忘年会にするために事前の準備はとても大切になってきますね。

楽しめるゲームは定番のビンゴ大会などのほかに、ちょっと変わってジェスチャーゲームや落語などを取り入れてみるのはどうでしょう?

大人数の施設の場合には、みんなで簡単に参加できるばらばらで書く俳句作りなどが盛り上がります。

用意も簡単で嬉しいですね。

また、それらのゲームで景品を渡すときにはどんな景品が良いかですが、縁起を担いだてぬぐいや懐かしい駄菓子。

あとは職員さんが手作りした小物なども喜んでもらえます。

少しは参考になりましたか?

毎年「来年の忘年会には生きてないかもしれないから」なんて冗談を言う利用者さんでも、また来年忘年会に来たいな。と思えるような会にしてください。

大変ですが頑張ってくださいね!!

心から応援しています!!

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