老健で働く介護士の役割とは?職員の人数や仕事内容について

老健に入所している高齢者はリハビリを必要としていますよね。

作業療法士や理学療法士の職員によって、最初は集中的にリハビリが行われます。

老健では3か月や半年といった、決められた期間しか入所する事は出来ません。

在宅復帰を目指してリハビリをする施設となっているからです。

なるべく早く在宅復帰が出来るようリハビリ担当職員も真剣に取り組んでいます。

作業療法士や理学療法士の役割はリハビリです。

しかし介護士の役割とは一体何でしょう?

そこで今回は

・老健で働く介護士としての仕事の役割は?
・老健の介護士の人数は?
・老健で働く介護士の仕事内容は?

上記三つの内容についてご紹介していきます!

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老健で働く介護士としての仕事の役割は?

老健で働く職種は以下の通りです。

・生活相談員
・介護士
・介護支援専門員
・看護師
・医師
・リハビリ職(作業療法士・言語聴覚士・理学療法士)

となっています。

多くの職種が一緒の施設内で働く老健。

その中でも最も多い職種が介護職員となっているのをご存知でしょうか?

まずは介護職員としての資格から紹介していきましょう。

・初任者研修(ヘルパー2級)
・実務者研修(ヘルパー1級)
・介護福祉士

となっていて、介護福祉士は国家資格となっています。

それでは介護士が老健で働く役割を紹介していきますね!

生活支援

生活支援は身の回りのお世話のことを言います。

老健で生活をしている入所者のお部屋の清掃や、ベッドメイキング等を行うのです。

なるべく快適に生活が送れるよう、介護士は環境整備を行うのです。

また、病院受診等の通院同行等も介護士の仕事です。

身体介護

入所者の中には自力で動く事が出来ない人や、体を起こす事が出来ない人がいます。

そういった入所者の「介助」を行うのも介護士の仕事です。

介護士として働く上で重要な役割となっています。

これは老健で働く介護士だけでなく、どんな施設や事業者でも共通して行うことでしょう。

ただしなんでもかんでも介助をすれば良いわけではありません。

入所者が自力で出来る事までやってしまうのはNG!

自力で出来る事まで介助してしまえば、自力で出来なくなってしまう事もあるからです。

入所者の体の状態に合わせた介助を提供することが大切です。

行事やレクリエーション

入所者が老健で楽しく生活出来るように支援するのも介護士の仕事です。

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手芸や書道、カラオケ大会や体操を行う施設は多いですね。

また、季節事の行事を行う施設もあります。

夏祭りやクリスマス会、今ではハロウィンパーティーをする施設もあります。

施設の暮らしで楽しみを見つけてもらえるように、介護士は色々企画を考えているのです。

老健の介護士の人数は?

老健で働く介護士の人数は入所者の人数で決まります。

また、介護士だけでなくほかの職種も利用者の人数で配置人数が決まっています。

例えば入所定員が100名の場合の人員基準についてお伝えしましょう。

医師

1人以上
・介護支援専門員
1人以上
・リハビリ専門スタッフ
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のうちどれか1人以上

看護職員

9人以上

と、他職種にも決まりがあるのです。

最も職員配置が多い介護士になると「25人」以上の介護士が必要となるのです。

介護・看護職員の配置は3:1となっているので覚えておきましょう。

老健で働く介護士の仕事内容は?

それでは最後に仕事の内容になります。

介護士の役割についてでもお伝えした身体介護。

この身体介護の仕事内容について紹介していきましょう!

食事介助

手が不自由だったり、麻痺や拘縮などで動かす事が出来なかったりする人に行います。

食事介助で注意しなければならない点は、>自分ペースで介助をしない事です。

入所者の嚥下能力や、飲みこむタイミングなどをしっかり確認しながら行いましょう。

入浴介助

車椅子で生活している人や寝たきりの人等、自分で入浴できない人の介助です。

車椅子の入所者等は「機械浴槽」で座ったままでも入れる浴槽で対応します。

入浴介助は身体介護の中でも肉体的にハードな仕事になります。

抱えたり持ち上げたりする介助や、常に浴室にいるのでとても暑いです。

しかし現場で働いている人からは意外にも人気な持ち場となっています。

「体を動かしている方が楽しい」「時間が過ぎるのが早い」「集中して働ける持ち場」
といった理由が人気に繋がっているようです。

排泄介助

排泄介助は自力でトイレに行けない人の介助です。

介助方法としては「トイレ誘導」や「オムツ交換がメインとなります。

この排泄介助が出来るかどうかで、介護業界で働いていけるどうかが決まるでしょう。

まとめ

それではまとめていきましょう!

老健で働く介護士としての仕事の役割は?

・生活支援
・身体介護
・行事やレクレーション

老健の介護士の人数は?

・入所者の人数で異なる
・100人入所定員で、介護士は25人以上必要
・介護・看護職員配置は3:1

老健で働く介護士の仕事内容は?

今回は身体介護についての内容を紹介しました。

・食事介助
・入浴介助
・排泄介助

排泄介助が出来るかどうかで介護業界を続けていけるかどうかの判断にもなる。

いかかでしたか?

今回は老健で働く介護士の役割や人数、仕事内容などを紹介しました。

介護士は利用者の身の回りのお世話から直接的な介助。

レクレーション等で入所者の楽しみまで見つける大変な仕事です。

しかし大変の中には「やりがい」もあるので続けていけるのだと思います。

今後介護士として働く事を検討している人もいると思います。

老健で働く事も、選択肢の一つにしてみてはいかかでしょうか?

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