デイサービスの仕事で辛いことや楽しくてやりがいを感じることは

春が少しずつ終わりに近づいて日中でもまるで夏になったと勘違いしそうなほどの
気温になることが増えてきましたね。

そして入学式や入社式が終わり新しい環境での生活に少しずつ慣れてくる頃でしょうか。

私も初めて行く学校や職場に期待と不安を持って毎日全力で向き合っていましたが皆さんはどうでしょうか?

今年度からデイサービスに勤めた方ももちろんいらっしゃると思います。

初めは利用者さんの名前を覚えるのでも精一杯、業務もルールも覚えなければいけないので大変です。

まだデイサービスで勤める楽しさややりがいを感じる暇もないですね。

利用者さんには怒られるし『もういや!』と叫びたくなる方もいると思います。

なので今回は

【デイサービスの仕事で辛いこと、楽しくてやりがいを感じること】

をテーマに私が感じることを書いていきたいと思います。

綺麗ごとはなし、本音で書いていきたいと思います!

それではいってみましょう!

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デイサービスでの楽しいと感じたこと

デイサービスを利用される利用者さんは要介護度が比較的低いです。

現在働いている施設での平均介護度が2〜3で、自宅や有料老人ホームからの利用の方が

ほとんどで基本的な日常動作(ご飯を食べたり、トイレに行くなど)も特に問題なく、介助が必要ない方が多いです。

ただほんの少し出来ないというよりかは、やりにくいことなどの

いわゆる痒いところに手が届かない方はたくさんいます。

もちろん出来ないということはないので時間をかければ出来るのです。

でもその利用者さんにとってはそのことがストレスを感じたり自信を喪失することでもあります。

そんなちょっとしたことに気付き、その動作を少しでも行いやすくするために

助言や体操、ストレッチを提案することが楽しく感じます。

介護の仕事では目に見える成果というのはほとんどありません。

上司などの上の人たちはは数字を見て普段の介助は出来て当然、当たり前ととらえている方が本当に多いです。

しかし、数字しかわからない上司は利用者さんのその些細で困っている日常動作に気付くことが出来ないですよね。

そういう時に、この利用者にはこの動作が行いにくいので今後行いやすくなるように体操を行なって行くことを提案と相談をすることが出来ます。

もちろんやりにくくしている事や助言などをする事で出来るようになったという記録は逃さずに取っておいてください。

そうする事で定期的に行われるカンファレンスで議題を上げることができます。

そしてその記録を見て行うので記録者の名前が残ります。

そして新しい個別機能訓練や口腔機能加算などを取るようなサービスプランが出来るのです。

サービスが増えるということはその分儲けが出るのです。

これはほんの1つの目に見える評価になるのですが、ただ毎日同じことを繰り返すんのではなく

本当に利用者さんが声には出ない困っていること

を見つけ出すのは介護士の仕事として楽しい仕事内容になります。

もちろん利用者さんに信頼されてアドバイスを頂いたりナイスなボケをかますときも声を出して笑っているのですが、

私は見えない本当に必要なこと、ニーズを見つけるのを楽しみに仕事をしています。

業務を効率よく回したりするのもいいですが、やはり目に見える評価はほしいですもんね。

デイサービスの仕事で辛いと感じたこと

逆に辛いと感じることも多々あります。

1番は普段利用している方が急に体調を崩したり、
転倒して歩けなくなった
・・・ということが辛く感じます。

利用者さんはもちろんですが高齢者。いつ何があってもおかしくない方ばかり。

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昨日まであんなんに元気だったのに出勤すると亡くなりました、なんてことも時にはあります。

死というのは本当に辛いことです。今でもショックを受けますがその利用者さんに悔いのない援助が出来ていたら少しは気持ちが落ち着きます。

そしてその利用者さんの長い人生の中に少しでも役に立てたのかな、記憶の中に入ったのかなと思うようにしています。

やはりどんなことでもそうですが後悔はしたくないので真剣に向き合っていきたいですね。

あとは利用者さんの心無い発言です。

「早くしてよ!」「この人の介助は下手くそだから嫌!」

などなど普通に心に刺さりムっとすることを平気で言う方もおられます。

こちらからすると、「順番でしょ!待ってよ!」「じゃあこれから絶対に介助しないからね!」

と思います。だって私は神様でもなければ仏様でも無いのでイライラします(笑)

でも1つ1つその発言にイライラするのも時間と労力の無駄ですので、考え方を変えてみましょう。

「順番を待ってもらうためにはどんなことを気を付ければいいのだろう」
「この人が求めている介助方法は何だろう」

などとこみ上げる怒りをグッと堪えて考えてみます。

「順番を待ってもらっている間に違うことをして待ってもらおう」
「他の職員の介助方法を見て2度と文句を言わせないぞ!」

と切り替えていきましょう。最初は私も何を言われてもイライラ。

もうこんな仕事やめる!!と思ったこともありました。

でもこの様に考え方を切り替えることによって少しだけでもストレスを感じないようになりました。

人それぞれではありますので、同じ職場仲間に愚痴を言ってみたり

相談して自分に合う考え方を探してみるのもいいですよね。

くれぐれもストレスを溜め過ぎて大爆発しないようにほどほどにいきましょうね。しんどい時はしんどいと言ってみてくださいね。

人を助けるのに自分が潰れては意味がないですからね。

デイサービスの仕事でやりがいを感じる時はどんな時?

辛いこともありますが、この仕事をやっていてよかったなと感じる時はたくさんあるんです。

先ほどの見えないニーズを探して上司に認められることも私はやりがいを感じるのですが

1番この仕事をやっていてよかったと思う時は定番ではありますが感謝されることです。

感謝は利用者さんからされることが多いですがそのことを繰り返すことによって口コミが広がることがあります。

私の体験談ですが、しっかりしている利用者さんグループがありました。

しっかりしていると言っても方が上がりにくい、服を着る動作が少しだけ困難など

身体に関する介助が多かったのですが、1年ほど勤めたある日そのグループの1人の方

がちょっとあんたに話があると人気のない脱衣場に呼ばれました。

うわ!クレームかなぁ。とドキドキでした。するとその方は

「あんたが頑張って色々わたしたちにしてくれるでしょ。本当に私たちありがたいなと思ってるし感謝してるよ。
その頑張ってくれている姿をみていると私達もリハビリ頑張ろうってよく話ししてるのよね。
これからも私たちに元気をわけてちょうだいね」

もう本当に10年以上この仕事をやってきましたが、

自分の選んだ道は間違ってなかったんだなと嬉しくて嬉しくて・・・

これ以上にないやりがいを感じた瞬間でした。

他にも家族さんからも感謝の手紙などをもらうことがたまにあります。

やっぱり感謝されてなんぼのこの仕事ですので嫌なこともありますが出来れば感謝してもらえるように頑張っていきたいですよね。

まとめ

以上でデイサービスでの楽しいと感じたこと、また辛いと感じたことでしたが

いかがだったでしょうか?すべてのデイサービスがこの様になるとは限りません。

ただこの記事を見た皆さんがやりがいや共感できることがあればいいなと思って書きました。

本当に大変な仕事です。肉体も使うし精神的にも気を使うことが多い職種ですが少しでも明日からの仕事が頑張ろうと感じていただけたら幸いです。

くれぐれも無理はせずぼちぼちとやっていきましょうね!

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