友達同士で集まって、お茶飲みとおしゃべりをしながら、刺繍や裁縫、マスコット作りなどお互いに教えあい作って楽しんでいました。
このように手芸は、お年寄りやリハビリなどにも役立つもので介護施設などでも取り入れられています。
そこで、今回はお年寄りでも簡単にできる余り布を使った小物を紹介していきます。
手芸をデイサービスでする日に勧めたい簡単に作れる余り布の小物
介護施設では、体操やゲーム、工作や歌や踊りなどいろいろなレクリエーションが企画されています。
これは単にお年寄りを退屈させないようにと考えられているものではなく、職員が企画し利用者(お年寄り)がそれに参加することにより、頭(脳)と体の健康を保つためではないかと思います。
そのレクの中で手芸が取り入れられているのは、イマジネーション(創造力)と手先を使う作業が多いからではないでしょうか。
たとえ、同じ材料と道具を与えられても完成品は一つとして同じものが出来上がらないので面白味があります。
また、手芸では指先を動かして日常しないような適度に細かい作業をこなすことで、それが脳の活性化につながる作業だと考えられているからなのでしょうね。
次では、実際に簡単にできる手芸をいつくかお伝えします。
デイサービスで作ろう!簡単かわいい余り布の洗濯ばさみネコ
さあ、まずはかわいいネコを洗濯ばさみで作る「洗濯ばさみネコ」の作り方をお教えします。
材料
・大きめの洗濯ばさみ1個(洗濯用ポールを挟めるサイズ)
・大きい布(洗濯ばさみよりも2倍以上)
・小さめのビーズ3つ(猫の目と鼻にします。)
・細いリボンや鈴(猫の首に巻く飾りにします。お好みで。)
・綿
作り方手順
1、洗濯ばさみを開いた状態で紙の上に置き、洗濯ばさみの2周りくらいのサイズのところで線を引き、それをたどって紙を切って、猫の胴体部分(洗濯ばさみ)の型紙を作ります。
2、でできた型紙を、2つ折りにした布の上に置いて型紙通りに布を切ります。同じ大きさで同じ形の生地が2枚できます。残った布で同じように顔の部分としっぽの部分の生地を2枚づつ作ります。
3、2でできた生地をそれぞれの中表にして綿を入れる口の部分1か所のみを開けてぐるっと1週縫っていきます。
4、3中表になっていた生地をひっくり返し表の生地を出したら、中に綿を詰め込んだら入れ口を縫って閉じます。この時、胴体部分はまず、洗濯ばさみを閉じたままで生地の中に入れてから猫の背中になる部分にのみ少しだけ綿を詰めて入れ口を閉じます。
5、ネコのしっぽを胴体部分に取り付け、最後にビーズと糸で目と鼻とヒゲを付けると猫の顔ができますので、
それができたら猫の頭を胴体部分に縫い付けたら完成です。お好みのリボンや鈴を猫の首元に付けると更にかわいくなりますよ。布と飾りで自分のペットの猫に似せて作っても愛着が湧きそうですね。
メッセージカードを挟んでプレゼントしても喜ばれそうです。
縫製不要デイサービスで簡単に!裂き布ハンガーリメイク
洗濯ばさみネコよりも、もっと簡単な手芸を見つけましたのでお伝えしておきますね。
針金ハンガー、両面テープ、余り布の3つで出来る、超カンタンなリメイク手芸です。
本当に材料も少なくて縫う工程もない、驚くほどすぐに出来ちゃう手芸です。ですので普段は手芸とは縁が
ない男性の皆さんもぜひ挑戦してみてくださいね。
材料
・針金ハンガー1本
・両面テープ
・余り布
作り方手順
1、針金ハンガーの全体に両面テープを巻き付ける。
2、余り布に少しだけ、はさみで切れ目を入れ後は、手でひも状に裂く。これを繰り返し、余り布のひもを何本も作っておく。
3、2のハンガーに②のひもをきつめに巻き付けていけば、あっという間に完成!
まとめ
最後に今回ご紹介した手芸の他にもお年寄りでもカンタンに出来そうな手芸がありましたよ。
手芸は手先を使う作業ですが、同時に「どうやって作ろうかな」とか「何色の生地で作ろうかな」とか、頭(脳)を使う作業でもありますので、お年寄りには疲れることかもしれません。
しかし、何もないところから自分が考えて作ったものが完成した時はうれしいのではないかと思います。
それをおうちに持ち帰ってお孫さんにプレゼントしたり、家族に見せたりして会話が生まれます。
このようにデイサービスでのレクはただのお楽しみの行事ではなく、孤独になりがちのお年寄りのコミニュケーションにも一役かっているのではないでしょうか。
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