グループホーム夜勤の仕事内容と夜勤体制の辛い事

グループホームでの夜勤経験がないと仕事の不安がありますよね?

今回は、グループホーム夜勤の仕事内容と夜勤体制の事について

・グループホームの夜勤仕事内容
・グループホームの夜勤体制
・グループホームの夜勤で辛い事

に分けて説明させて頂きます。

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グループホームの夜勤仕事内容

グループホームの夜勤仕事内容は入社当初と経験を積んだ後、また
管理者になると変わってきます。

今回は、入社当初に絞って仕事内容を説明させて頂きます。

入居者さんの対応

入居者さんの日常生活を支援させて頂き、一緒に生活するのが一番
の仕事といえます。

グループホームは認知症の方のみ生活しているわけで、排泄の仕方
がわからなかったり、今どこにいるかわからなくなる方もいます。

排泄に関しては、トイレ誘導させて頂く方やポータブルトイレで
転倒しないよう見守りする方やパット交換させて頂く方等様々です。

今どこにいるかわからなくなる方に関しては、基本利用者さんの
発する言葉に耳を傾け、受け止めて本人がどういうふうに思ってい
るか感じて対応する事が必要です。

認知症の多くを占めるアルツハイマー型認知症の方なら受容がだいたい
の場合必要になりますが、統合失調症を合併していたり、レビー小体
型認知症の方においては、受容すると幻視が更に明確になり、より
落ち着かなくなる可能性もあるので、否定も肯定もしない対応が必要
な場合もあります。

体調に変化あったら、熱や血圧測り、看護師に電話して連携をとる事も
あります。

朝食作り

夜勤者は基本翌日の朝食を作ります。

入居者さんが落ち着いている時間に料理を作ります。

料理内容はそのグループホームによって変わると思いますが、魚焼いて
おいたり、炒め物、煮物一品ずつに酢の物やサラダ、納豆やたくあんを
用意するくらいで、慣れれば1時間もかからずできます。

入居者さんによっては、どうしても眠れず、入眠剤を使用しないグループ
ホームであれば、一緒に料理を作る事もあります。

料理をしながら、他の入居者さんの対応をする事があるので、包丁等刃物や
火のつけっぱなし等に気をつけて臨機応変に対応する事が必要です。

洗濯

極力オムツを使わないようにしているグループホームでは、夜間中の洗濯
も多く
なります。

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リハビリパンツでも、トイレ誘導のタイミングが遅くなってしまった時等
は下衣まで便や尿で汚染される事もあります。

その洗濯物をブリーチやカラーブライトで漂白したり、洗濯し、畳めない
入居者さんの分は畳んだり、畳める入居者さんには翌日本人が自分の服を
畳めるよう小分けにしたりします。

グループホームの夜勤体制

グループホームの夜勤体制は基本1フロアに夜勤者1名体制です。

つまり、5~9名の入居者さんに対して夜勤者一人で、2フロアあれば、
例えば1階フロアに夜勤者一人入居者さん9名、2階フロアも同様に夜勤者
2名という事で、計18名を2名で連携して支援させて頂く事もあります。

休憩は、入居者さんが落ち着いている時で仮眠はないです。

グループホームの夜勤で辛い事

グループホームの夜勤は一人対応であり、もちろん病院でないので拘束も
ありません。それで夜勤が辛いという職員も多いので紹介させて頂きます。

緊急時

入居者さんは認知症の疾患を持っていて高齢であるので、いつ何があって
もおかしくない状態
です。

具体的には例えば、安否確認に居室に伺った時に亡くなっている場合がある
ので、その際あわてず対応するのが辛いという職員さんもいます。

人が目の前で亡くなっていて、脈がないのか息はしていないのか確認し、
その入居者さんによって連絡先が変わる事があります。

ターミナルケアを迎えていて、往診している所が決まっている場合には、
その往診先に電話します。

もし、亡くなった時に救急車を呼ぶと後で警察が入り、事業所にがバタバタに
なってしまう事もあるので注意が必要です。

といっても、緊急時冷静でいられず対応を間違え救急車を呼んでしまう職員
もいるので、辛い事の一つと言えます。

入居者さんの対応

日中は他の職員もいるので、入居者さんの対応は他の職員と連携して行う
事ができますが、夜勤は一人なのでそれができません。

ですから、ある入居者さんに嫌われてしまった職員がいると対応にとても苦戦
して辛い事になります。

具体的には、例えば、歩行が不安定の入居者さんに嫌われて「お前は来るな」
と言われて見守りを拒否される職員もいます。

すると、転倒があり、ヒヤリハットや事故報告書を書くという事に繋がり
辛い事にもなります。

まとめ

簡単にグループホームの夜勤の仕事内容や夜勤体制の辛い事などについて
説明させて頂きましたが伝わりましたでしょうか?

それぞれの事業所によって、やり方ややる事が多少変わるかもしれませんが、
唯一変わらないのは、入居者さんと共に夜間帯生活するという事です。

入居者さんを自分の親と思って共に生活すれば辛く思う気持ちが薄まる
かもしれませんね。

前向きに考えグループホームでの仕事を楽しんで頂ければ幸いです。

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