高齢者施設で行われるレクリエーションには、工作や音楽、
ゲームなど様々な種類があります。
最低でも月に一度はレクリエーションを行っている施設も
多いのではないでしょうか？
1月は正月の季節ということもあり、
正月に関係する内容がレクリエーションにはぴったり。
正月ならではのレクリエーションを行うことで、
季節を感じることができますよ。
他にも1年を通して行うことのできる工作レクリエーションや
音楽レクリエーションもおすすめです。
今回は、1月にぴったりの高齢者向けレクリエーションをご紹介します。
正月に関係するゲームや、1年を通して行うことのできる
ちぎり絵についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1月に行う高齢者レクリエーションは、
正月に関係するものがおすすめです。
凧上げやこま回し、羽子板、百人一首など、
正月にぴったりのゲームがたくさんあります。
凧上げや羽子板は外で行うレクリエーションのため、
安全管理には十分に注意しましょう。
転倒のリスクも高いため、スタッフの見守りは必ず必要です。
また、1月は気温も低いので防寒対策にも気を配りましょう。
こま回しや百人一首は室内で行うことができるため、
天候や気温に左右されることなく計画することができます。
また、車椅子や椅子に座った状態でもできるので、
立位保持が困難な人でもレクリエーションに参加することができますよ。
車椅子や椅子からの転落が起きないよう、
スタッフ見守りの下で行うようにしましょう。
百人一首をレクリエーションで行う際の注意点については
後ほどご紹介します。
また、正月に関係するもの以外にも、
レクリエーションの題材になるものはたくさんあります。
特にちぎり絵は、その季節にぴったりの絵や風景を土台に行うことで、
季節感を味わうことができますよ。
入居している高齢者大勢で大きな作品を作り、
施設の玄関やフロアに飾っても良いですね。
高齢者レクリエーションでちぎり絵を行う際の注意点は
後ほどご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
高齢者へのレクリエーションで百人一首を行う場合、
気を付けなければならないことがあります。
百人一首は日本の伝統的な遊びですが、
だれもができるわけではありません。
最近では百人一首の大会なども有名ですが、
高齢者の中には百人一首を行ったことがない人も。
レクリエーションとして百人一首を行う場合は、
百人一首を行ったことがある入居者がどれくらいいるかを
確認しましょう。
ある程度人数がいる場合はその人達を対象にして行い、
未経験の入居者には他の内容を計画しましょう。
凧上げや羽子板、福笑いなど、
1月にぴったりのものはたくさんありますよ。
ことわざなどのカルタなら、
どの入居者に対しても行うことが可能です。
最近では地方の方言を記載したカルタも販売されているため、
普通のことわざカルタとは違った楽しみがありますよ。
言葉を思い出したり考えることは、
脳の運動にもなるのでおすすめです。
百人一首やことわざカルタを行う場合、
読み上げる側にも注意点が必要です。
高齢者は身体機能の低下により、
耳が遠くなる人が多くみられます。
そのため、声は大きく、
ゆっくり読み上げるようにしましょう。
ちぎり絵は色の配色に脳を働かせるだけでなく、
ちぎって貼るという指の運動にもおすすめの内容になります。
高齢者一人ひとりがそれぞれ個々に作品を作るのも良いですし、
大人数で大きな作品を作成しても良いですね。
作成した作品は居室に飾るか、施設の玄関・フロアに飾りましょう。
ちぎり絵を行う際は、折り紙・のり・
土台となる絵が描かれた紙が必要です。
折り紙の色は完成する絵のイメージで用意しても良いですが、
和柄などの折り紙を入れると雰囲気が変わりますよ。
季節に合わせた絵を用意する場合は、見本を用意しても良いですね。
また、のりを使用するので手が汚れてしまうので、
水に濡らした手拭きなどを多めに用意しましょう。
2～3人で1枚使えるくらい用意すると、
各自が適宜手を拭くことができますよ。
のりも同様に2～3人で1つ使えるよう、数を用意しましょう。
1月は気温も低いため、体調管理のことを考えると
室内のレクリエーションを企画する人も多いでしょう。
そんなときは、百人一首やカルタ、
ちぎり絵などを行ってみてはいかがでしょうか？
体を無理なく動かしつつ、脳の運動にもなる百人一首やカルタ、
ちぎり絵は、高齢者向けのレクリエーションにぴったりの内容です。
昔ながらの遊びをレクリエーションで行うことで、
正月ならではの雰囲気を楽しむことができますよ。