暖かくなってきましたね。
家の中にコッソリとやってくる憎っくきアイツ。
そしてレジャーの天敵でもある「蚊」の季節がやってきました。
吸われると痒いし、寝るときに周りを「ブ~ン」と飛ばれると
うるさくて眠れなくなりますよね…。
それに蚊は「病気を運ぶ」とても怖い存在です。
そんな蚊ですが、実は苦手なものがあるのです。
それは、ある種類の「アロマ(香り)」や「ハーブ」です。
今回は蚊の苦手なアロマやハーブについて紹介したいと思います。
蚊が嫌いなアロマで撃退できるってほんと?
「アロマ」とは香りのことです。
香り自体に蚊を倒す効果はないのですが、蚊が嫌いな香りを
身につけることで、蚊が寄り付き難くなるのです!
アロマでよく使われるのが、植物の種子や葉から取り出した
「精油(エッセンシャルオイル)」です。
精油に含まれる「成分」で蚊が嫌うものは主に3種類あります。
・ゲラニオール
・シトロネラール
これらの成分が含まれている精油を利用することで蚊の予防に
なります。
蚊が嫌う成分を含む主な精油は
・レモンユーカリ
・レモングラス
・ローズゼラニウム
こちらの四種類が代表的です。
シトロネラ、レモンユーカリ、レモングラスは「レモン系」の香りです。
ローズゼラニウムは名前の通り「バラ」のような香りがします。
蚊が嫌う成分は含まれていませんが、
・ペパーミント
・ティートゥリー
これらの精油も蚊が寄り付かない効果があると言われています。
「精油」は、ハンカチやコットンなどに数滴つけて使用したり、
アロマポットに水と精油を数滴入れて、下から火で温めて
香りを広げたり…といった使い方をします。
「精油」は植物から取り出された成分ですが、自然に生えて
いる植物と違って、成分が濃縮されています。
そのため、自然由来だからといって安全なものともいえません。
とても成分が濃いので、直接肌につけないようにしましょう。
お子様や妊娠中の方、持病をお持ちの方がいるご家庭で、精油を
使用する際は、使用上の注意をしっかりと確認をして下さい。
また、ペットを飼っている場合も注意が必要です。
特に猫は精油の成分を分解することが出来ないため、中毒を起こす
場合があるので気を付けて下さいね。
蚊が嫌いなハーブについて
成分を濃縮した精油ほどの効果はありませんが、
植物によっては蚊が嫌う香りが強いものもあります。
それは「ローズゼラニウム」です。
ホームセンターやインターネットのショッピングサイトでは
蚊連草や蚊嫌草と呼ばれていることもあります。
茎や葉からとても強いバラのような香りがします。
ピンクの花が咲くものが比較的多く、お店で見られます。
ローズゼラニウムは「高温多湿」や「冬越し」さえ気を付ければ
簡単に育てられる植物なので、蚊の対策にお庭やベランダで育てて
みてはいかがでしょうか?
蚊は流れのない水辺で繁殖します。
ガーデニングの際は、水受け皿やジョウロの中に水を溜めたままに
しないように気を付けましょう。
蚊が嫌いな成分を知って虫除けスプレーを作ろう!
それでは、先ほど紹介した精油を使った虫除けスプレーを
作りましょう。
<材料>
・スプレー容器50ml(遮光性のもの)
・精油 計10滴
(ゼラニウム、レモンユーカリ、ラベンダー、レモングラスなど)
・無水エタノール5ml
・精製水45ml
<作り方>
1、無水エタノールをスプレー容器に入れます。
2、精油をスプレー容器に落とします。
3、精製水を入れて完成です。
完成後は冷暗所で保存して、1~2週間を目安に使いきって下さい。
スプレーを使用する際は、少量を腕などにつけてパッチテストを
行ってから使用して下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、蚊が嫌いなアロマやハーブについてと、手作りスプレーの
作り方を紹介しました。
主に蚊が苦手な成分を含んだ精油を使って蚊を遠ざけます。
ガーデニングが好きな方は是非「ローズゼラニウム」を
栽培してみて下さいね。
それではお好みの香りをまとって、蚊に悩まない夏を
お過ごし下さい。