かぼちゃは日本全国で栽培され、主に夏から秋にかけて収穫される野菜です。
他の野菜と比べて、栽培も簡単で苗も強健であるため、種が自然にこぼれた場所からでも発芽するとされています。
日本だけでなく世界中で栽培されているかぼちゃですが、意外とその種類は少なく大きく分けて5種類。
果実は甘みを多く含み栄養価も高いのが特徴でもあるかぼちゃは、緑黄色野菜としてビタミン類をたっぷり含んだ野菜としても知られています。
甘みの強い品種は菓子材料としても使われており、料理からお菓子までバリエーションも豊かです。
日本では、冬至にかぼちゃを食べるという習慣が昔からあり、色々な楽しみ方で現在でも食べられています。
炒め物や煮物、天ぷらなど楽しみ方が多いかぼちゃですが、作り過ぎて余ってしまった場合などの保存も気になるところですよね。
ということで今回はかぼちゃの「冷凍保存」についてのお話をしたいと思います。
天ぷらや煮物は冷凍保存出来るのかというところから詳しくご紹介していきますので参考にしてみて下さいね!!
では早速、かぼちゃの天ぷらの冷凍保存についてのお話です。
そもそも、かぼちゃの天ぷらは冷凍保存出来るのかなぁ、と思っちゃいますよね。
実は冷凍保存は可能です!
冷凍保存はできますが、揚げたてのようなサクッ、カリッという食感は維持できず、多少柔らかい感じになってしまいます。
〈かぼちゃの天ぷらの冷凍方法〉
①かぼちゃの天ぷらを揚げたら、キッチンペーパーでよく油を切ります。
②粗熱が取れて油も切れたら、ジップ付きの袋に入れて冷凍庫に入れます。
冷凍方法は簡単にできますので多く作りすぎて余ってしまった場合などは、冷凍保存を活用して無駄にしないようにするといいですよ〜!
また、あらかじめ油切りをしても、解凍後の油が気になるという方はかぼちゃの天ぷらをキッチンペーパーに挟んでジップ付きの袋に入れて冷凍させるといいと思います。
では次に、かぼちゃの煮物についてですが、こちらももちろん冷凍は可能です。
天ぷらよりも解凍後の状態は比較的変わらないと言えますが、やはり多少水っぽくなってしまったり、逆にパサパサになってしまったりすることもあります。
日本のかぼちゃは特に水分を多く含んでいますので、解凍後水っぽくなってしまいますので、冷凍させるには日本かぼちゃよりも西洋かぼちゃの方が向いていると言えます。
〈かぼちゃの煮物の冷凍方法〉
①かぼちゃの煮物を作り粗熱を取ります。
②汁気を切り、ジップ付きの袋に入れて冷凍させます。
煮汁も一緒に冷凍できれば味も染み込み美味しくなると思う方もいらっしゃるかと思いますが、煮汁と一緒には冷凍はできません。
なぜなら解凍後、とても水っぽく美味しく食べられたものではないからです。
煮汁も保存しておきたいのであれば、別の袋に入れて冷凍保存することをおすすめします。
前述した通り、かぼちゃは水分を多く含んでいます。
冷凍前にはしっかりと粗熱をとり、水分をよく切ってから冷凍保存しましょう。
そして解凍方法にも気を付けなければいけません。
解凍方法を間違えてしまうと、美味しく食べられないことにもなりかねませんので注意が必要ですよ!
〈冷凍かぼちゃの解凍方法〉
冷凍させたかぼちゃは自然解凍が基本です。
冷凍のまま電子レンジで解凍させてしまうと、ベチャベチャになってしまいますのでご注意を〜!!
使う前に冷蔵庫に出しておいて、使う直前に電子レンジで温める程度がベストだと思います。
いかがでしたでしょうか。
かぼちゃは冷凍できるものの、水分を多く含んでいる野菜のため解凍後、水っぽくなってしまうことが多いです。
冷蔵庫で自然解凍させたものの、ベチャっとしてしまっている場合には、煮物などであればお鍋に入れて水分を飛ばすというやり方もあります。
作りすぎてしまった場合などは冷凍保存をおすすめしますが、なるべく冷蔵保存で済むくらいにした方が美味しく食べられると思いますよ〜!!