ゆずは中国が原産とされていますが、日本でも古くから作られている作物であり、
海外でも「YUZU」“ゆず”と 呼ばれています。
ゆずは、柑橘系で唯一寒際に強い種類で、東北でも作られていますが、
主に高知県・徳島県・愛媛県で多く作られています。
旬は青ゆずが8月・黄ゆずが11月〜1月。
ゆずは、香りも高く酸味も効いているため料理の彩り、味のアクセントとして
料理によっては、なくてはならないものになっています。
ゆずは大きく分けて、「本柚子」、「花柚子」、「鬼柚子」という種類があり、
スーパーなどで多く販売されているのは大半が本柚子だと思います。
今回は割愛させていただきますが、本柚子から更に枝分かれをして、
いくつかの種類に分かれて存在しています。
ゆずは皮の香りを楽しむ程度に擦って料理に使ったり、千切りにしたりと
色々な楽しみ方があると思います。
実際にこれから使ってみようと考えている方に、ゆずについてのアレコレを
ご紹介したいと思いますので、参考にしていただければと思います!!
では早速、ゆずの皮の洗い方からご紹介していきますね。
無農薬で作られたものであれば、さほど心配はありませんが、
料理に使うとなると出来るだけ安心して使いたいものですよね。
ゆずを洗う場合、塩を振りかけて洗う方もいらしゃいます。
ゆずの洗い方での基本は、タワシを使って1個ずつゴシゴシ丁寧にぬるま湯で洗うことです。
農薬が気になる方は、お湯にしばらく浸けておけば水溶性の農薬は落とすことができますよ!
ゆずの皮にはどのような栄養があるのでしょうか。
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ビタミンC
ゆずは柑橘系でも群を抜いてビタミンCを多く含んでいます。
特に、果実よりも果皮に多く含まれていて、このビタミンCは抗酸化作用を強く発揮します。
シミやシワなどの予防にもなり、紫外線の多い時期には強い味方となってくれます。
ストレスや免疫にも関係している、ビタミンCは日頃からこまめに摂るといい効果が現れますよ。
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クエン酸
ビタミンC同様、ゆずにはクエン酸も多く含まれています。
クエン酸は疲労回復に大きな効果を発揮し、便秘や二日酔いや乗り物酔いにも
効果があるとされていますので、こちらもこまめに摂ることをおすすめします。
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ペクチン
ペクチンはジャムを作る際には欠かせないもので、熱を加えると
固まる作用を持っています。
他のフルーツにも比較的含まれていて、整腸作用やLDLコレステロールの増加を
抑制する作用があります。
LDLコレステロールが増えすぎると、動脈硬化、心筋梗塞の原因となりますので要注意です。
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リモノイド
リモノイドと聞いてピンと来る方は少ないと思いますが、リモノイドとは
ゆずに含まれる“苦味”のことです。
このリモノイドによる苦味は、発がん物質・コレステロール・中性脂肪の抑制に
効果を発揮する成分として注目されています。
上記以外にも、ゆずには“ユズノンと言われる香り成分があります。
ゆず特有のあのいい香りがユズノンで、嗅ぐとリラックス効果をもたらします。
疲れたなぁと思いったときには、ゆずを使ってリラックス・疲労回復するのもいいと思います!!
最後にゆずの皮の保存方法をご紹介します。
おすすめの保存は、「冷凍保存」です。
〈冷凍保存〉
冷凍させて保存する場合は、まず皮をきれいに洗い果実に沿って皮を剥いていきます。
このとき、果皮と果実の間にある、白いワタは苦味があるのでなるべく落としてから
冷凍させるようにしましょう。
皮はラップに包みジップ付き密閉袋に入れて冷凍庫に入れます。
このようにしておくと、冷凍で1ヶ月は保存が可能です。
いかがでしたでしょうか。
ゆずには多くの栄養素が含まれていて、旬の時期には積極的に摂っていただきたい食材です。
冷凍保存ができますので、たくさん買ってきて下処理して保存しておけば
長く使えると思います!
是非皆さんも活用してみてくださいね。