介護は残業代は出ない?残業が多い?労働基準法違反?実態を調査!

昨今、いろいろな業界に勤めている方の実体験として、残業が多い、残業代が出ない、

労働基準法違反が横行しているという話をよく耳にします。

福祉業界も同様に、残業が多い、残業代が出ない等の問題があります。

そこで今回は

介護職は残業代が出ない?実態を調査!

介護職は残業が多い?実態を調査!

介護職は労働基準法違反では?改善するには!

を紹介したいと思います。

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介護職は残業代が出ない?実態を調査!

皆さんは残業代が出ない会社に勤めている、または勤めていた事はありますか?

私は過去に残業代が出ない会社に勤めていたことがあります。

その上、所長の意向で、自分の仕事が終わっても部署の違う上司や同僚の帰社を

またなければならず、相当嫌な思いをしたこともあります。

ちなみに、介護職ではありませんが、福祉業界の実例です。

介護職になってからは今のところ残業代を出してくれる施設に勤めています。

残業代が支給されない介護職の統計データというものがないので、はっきりとした事は

言えませんが、残業代が出ない施設、又は事業所は一定数あるようです。

また、みなし残業代として給料に含まれている場合があったりするそうです。

みなし残業の場合、設定された残業時間を超えて労働した場合、超過分の残業代を

払わないと違法になったり、支給額が最低賃金を下回っていたりすると違法になります。

また、パターンとして、1時間超過した分は残業代が支給されるが、30分程度だと

残業代が出ない場合もあります。

介護職は人間相手なので、定時近くになってトラブルが発生したり、

職員の手を必要とする出来事が発生することが多いので、対応していると自然に

残業してしまうことになります。

そういった場合は残業扱いにならないことも多いようです。

そして、完全なサービス残業として残らなければならない施設も多いらしいです。

これは職員不足によるものであり、職員同士がお互いに気を遣って残業してしまったり、

せざるを得ないパターンですね。

残念ながらこういった施設や事業所は多いと思います。

ですが、残業代はもらってしかるべきものなので、しっかりと権利を主張してみて

いかがでしょうか?

介護職は残業が多い?実態を調査!

介護職は残業が多いと言われていますが、実際その通りだと思います。

もちろん、月に10時間以内や研修がある時ぐらいしか残業がない施設もあると思います。

しかし、そのような施設はかなり稀なのではないでしょうか。

全体的に言えることですが、介護業界自体、残業が発生しやすい環境だといえます。

まず第一に、職員不足による慢性的な残業が発生している事です。

常にギリギリの人数でフロアを回している場合、職員が欠勤したり早退したりすると

おのずと残業になります。

次に、人間相手なので定時間近にトラブルが発生したり、入居者の対応をしなければ

ならないことがあります。そうするとおのずと残業になってしまいます。

そして、慢性的な職員不足により、超過勤務ありきのシフトを組まれる事が多いです。

例えば、

7時から16時までの早番シフト、

9時から18時までの日勤シフト、

12時から21時までの遅番シフトだと仮定します。

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それが職員不足によりシフトが組めなくなると、日勤のシフトに入れる職員を減らし、

早番が日勤の分まで残業することになります。

また、日勤から遅番までの超過勤務になることもあります。

俗に早日、日遅とか略されたりします。

こういった事はどこの施設でも起こりうることだと思います。

そして何より、福祉業界は滅私奉公という、未だに古い考えがはびこっているのも

原因の1つかと思います。

これが今の介護業界の実態です。

 

介護職は労働基準法違反では?改善するには?

残念ながら、一部の施設は職員を大事に思っていない施設も実際にあります。

そういったところは法律ギリギリの働き方を強要したりしてくることもあります。

例えば、求人案内や社内規定で、月8日の休日を設けると規定しておきながら、

実際は月4日~5日しかとることができない、取らせない施設もあります。

会社としては人手がいなくても現場を回していくことが第一ですので、

職員の体調を無視したシフトを作ったりしますね。

法的には月4日の休日を設ければよいことになっているので、労働基準法には抵触しません。

ただ、こんな形をしているような施設や事業所は遅かれ早かれ潰れます

また、働いている職員及び利用者にとっても悪影響ですので、そういった介護施設は潰

れて欲しいのが本音です。

職員を大事にしていると謳っている施設でも、人手不足が深刻な状況なので、

職員に無理なシフトで働かせてしまっている施設もあります。

また、二交代制の場合、夜勤明けから24時間は時間を開けなければなりませんが、

次の日に早番で出勤などをさせる施設もあります。

この場合は労働基準法違反なので注意をしてくださいね。

改善策として、

・職員同士が協力して労働組合を作り、改善要望出すこと

(個人では聞き入れてもらえないことがほとんどだと思います)

・労働ユニオンに個人で加入して相談し、労使交渉をしてもらう

・出勤簿や証拠となる物を用意し、労働基準監督所に報告する

・諦めて転職する

という方法があります。

現実的に考えると、労働ユニオンに相談し、代わりに交渉してもらうか、諦めて

転職するのが状況を改善する策としてはベターだと思いますね。

職員同士で労働組合を結成すると言う事は大変な労力を使うことであり、

下手をしたら自分の立場も危うくなってしまうこともありますので、様々な

リスクがあることを承知で動いた方がいいと思いますよ。

ですが、人間の尊厳として守られるべきものは守られるべきです。

厚生労働省の相談窓口のURLを載せておきます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/soudanmadogutitou/itiran/

人材確保に苦慮している施設が多い中、必要な人材を囲い込みできている施設は、

ここで述べた問題は起きていないと推測することができるので、そういったところを

探して転職できたら最高ですね。

まとめ

介護職は残業代が出ない?

基本的に残業代は支給されるが、みなし残業やサービス残業を強要する施設や事業所も

多いのが実態。

残業代は出るが、1時間単位だったりするので30分単位でもらえないところもある。

介護職は残業が多い?

残業がほとんどない施設も一定数あるが、大多数は残業が発生する。

ギリギリの人数で現場を回している場合、欠勤者が出るとおのずと残業になる。

そもそもの人数が足りない状況だと超過勤務ありきのシフトになる。

介護職は労働基準法違反では?改善するには?

人手不足を理由に、職員の体調を無視した働き方を強要する施設もあるが、

一概に労働基準法違反とは言えない。

違反となる例としては、二交代制で夜勤明けの次の日に休息日(24時間)を設けずに

出勤させる事は違法である。

改善策として

労働組合を結成し業務改善を申し込む。

労働ユニオンに加入し労使交渉を行ってもらう。

労働監督基準署に相談する。

諦めて転職する。

参考になりましたでしょうか?

実体験を含め、介護業界の現状をお伝えしましたが、ここに該当しない素晴らしい施設も

たくさんあります。

介護業界を取り巻く状況は厳しいですが、残業が多かったり残業代が出ないような施設に

勤めている方は転職をおすすめしますよ。

がんばってくださいね☆

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