アジが旬の時期には、たくさん入って1パック200円など、とても安価で家計にも優しい食材ですよね。
アジの楽しみ方は実にさまざまで、多種多様にレシピが存在しています。
旨味の強い身は、塩焼きやフライにしたり、南蛮なんてのもいいですよね。
アジの最盛期には、釣りに出かけてサビキ釣りを楽しむ方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
サビキ釣りで大量にアジが釣れた場合など、持ち帰って下処理から保存まで一苦労な面もありますが、下処理や保存の仕方を正しく行っていれば、長く保存しても、美味しく食べられる食材として重宝できます。
今回は、アジの保存法として昔から親しまれている、『アジの干物』についてのお話です。
アジの干物って、自宅で作ることがで出来るってご存知ですか?
しかも冷蔵庫で出来ちゃうんですよ〜!!
そんな、アジの干物を冷蔵庫で作る方法から、美味しく食べる焼き方など詳しくご紹介していきます。
アジの干物を冷蔵庫で作る方法について
アジの干物が冷蔵庫で作れるなんて驚きですよね。
干物を作るイメージとしては、天気のいい日に屋外で天日干しするというのが一般的に感じますが、それが、自宅の冷蔵庫で出来るんです!
早速、冷蔵庫で出来るアジの干物の作り方をご紹介します〜
1.まず下処理を行います。
・アジの頭を落とし、内臓を取り除きます。(内臓部分が残ってしまうと、生臭さの原因になってしまいますので、きれいに洗い流しましょう。)
・腹、背のどちらからでも構いませんので、開きます。
・キッチンペーパーなどで水気をよく取ってから、塩を振りかけます。
(塩を振る意味は、余分な水分を出させることで、臭みも一緒に排出してくれる働きがあります。また、旨味を引き立てる味付けの役割もあります。)
・塩を振ってから30分程置いて、出てきた水分を拭き取りましょう。
2.30分〜1時間扇風機の風を当てておくと、出来上がりの時間短縮になります。
3.ザルなどに重ならないように広げて置いて、冷蔵庫にそのまま入れます。
(乾燥させるために、ラップはしません)
4.1日〜2日冷蔵庫に入れておき、触ってみてベタッとしていなければ出来上がり〜〜
下処理後は冷蔵庫に入れて放置するだけなので、意外と簡単に出来ますよ!
アジの干物を美味しく食べる焼き方のポイント
自宅の冷蔵庫で作った、アジの干物を美味しく食べるためには、どのように焼くといいのでしょうか。
スーパーなどで販売されている、干物の焼き方は、グリルやフライパンに置いて焼くだけといういたってシンプルな方法。
では、冷蔵庫で作った干物も同じように焼けばいいだけでしょうか?
もちろん同じように焼くだけでも美味しく食べられますが、もっと美味しく食べる方法があるんです!
その焼き方は、フライパンにアジの干物を入れて、料理酒を振りかけて、蒸すように焼くと、いつもよりもふっくらと美味しく食べられます。
料理酒を入れたら、蓋をすることをお忘れなく。
蓋をして蒸すことで、旨味がギュッと身に閉じ込められて美味しく食べられるんですよ〜
皆さんもぜひ試してみてください。
アジの干物は優秀食材!その栄養価とは?
まず干物と聞くと、塩分が高くて、あまり健康にいいものではないのかと思う方もいらっしゃると思います。
干物を作る際に、塩は大事な役割をしていますので、塩なしでは干物は作れないとも言えますが、最近の世間の健康志向により、減塩など工夫された干物も販売されています。
もし、塩気が気になる方は、焼く前にぬるま湯に30分程度浸けてから調理すると塩抜きができますので試してみてくださいね。
では、アジの干物で塩以外に気になる点…それは栄養についてではないでしょうか。
アジは、生のものでも栄養価が高い魚で知られています。
DHAやEPAなどテレビで聞いたことのある栄養がたくさん含まれていますが、その栄養が干物にすると、2倍以上に増えるという結果出ているのです!
〈アジの干物の具体的な栄養〉
・DHA
認知症予防、中性脂肪を減らす働き。
・EPA
血中のコレステロールを下げ、動脈硬化の予防。
・タンパク質
人間の体に必要な栄養の一つで、内臓や血液、骨など健康に保つために必須。
・カリウム
体内の余分な塩分を排出させる働き。むくみ予防。
・ビタミンD
カルシウムの吸収を助け、骨などの健康維持に必要。
・セレン
抗酸化作用があり、老化防止に必要な栄養。
まだ他に沢山の栄養が含まれている、アジの干物。
他の干物に比べて、カロリーが少ない点も嬉しいですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アジの干物が自宅の冷蔵庫でできるなんて驚きですよね。
栄養価も高いアジの干物、カロリーも低いので女性など体重を気にしている方にもオススメの食材です!!
干物にして、すぐに食べない場合は、冷凍庫で保存ができますので、何かと有難い面が多いです。
気になった方はぜひ作ってみて下さいね〜