あれこれ準備して楽しみにしていた七五三のお参りの日が、どうやら
天気予報は雨らしい。
こんなとき、どうしたらいいのかあれこれ心配で悩みます。
雨の七五三で特に気になることの中に、「写真撮影」のことがあるの
ではないでしょうか。
そして、延期したいなと思っても、こちらの都合で延期はできるのか、
心配になりますよね。
どうしたものか、悩むところです。
こんな思わぬ事態に陥ったとき、どうやって乗り切ればよいのか、
対策を考えてみましょう。
七五三のお参りの当日が雨になりそうだったら・・・。
延期するか決行するかで悩みますが、もし決行しようと思ったとき、
写真はどうなるのか、とっても心配ですね。
せっかくの衣装を着た我が子の晴れ姿を、きれいに撮れないので
は、と思うからですね。
ならば、雨でも写真をきれいに撮れるような、「撮り方のコツ」があっ
たら助かります!
というわけで、次の5つの「撮り方のコツ」をご紹介します。
雨の日は、どうしても太陽が隠れてしまい、外は暗い状態になりま
すね。
そのままで撮影してしまうと、やはり明るさ不足で、どよーんと暗い
印象の写真になってしまいがち。
そこで、こんな日は外の光が足らないので、カメラの方の「ISO感度」
の数値を、いつもより上げて撮ると良いそうです。
「露出補正」をするのですね。
ISO感度は基準が100なので、200にして試してみましょう。
※この数値は、外からカメラが取り込んだ光をどれだけ増幅するか、と
いう数値ですから、それを上げてやると、曇った日の暗い光を明るめ
にパワーアップさせてくれます。
曇りや雨で、どんよりしている日に、空や海を広く枠に捉えると、写真
がより暗い色合いに写ってしまうそうです。
そんな日は、できるだけ、空などを構図に広く入れず、思い切って人
物の顔をアップにしてみるなど工夫することで、より明るめに撮るこ
とができます。
傘を持って行かれると思いますが、青や黒などの寒色系の傘だと、
お子様の顔周りがさらに暗くなってしまいますので、お子様に持たせ
る傘を、白やピンクや赤といった、明るい色にしてみてください。
そうすると、傘が光を反射するためレフ板効果を発揮して、お子様の
顔周りを少しでも明るくすることができますよ。
そして、お子様より高い位置にくる、パパ・ママの傘は、敢えて透明な
ビニール傘にしてみましょう。お子様の周りに影を作らないようにする
わけですね。
どしゃ降りだとたいへんですが、もし、降ったりやんだりしていて(た
まに陽がさしてくれたらよいのですが)、雨の合間に撮影できたら、
ちょうど紅葉の時期に、赤や黄色に色づいた葉っぱが、さらに色濃く
くっきりした感じになり、艶やかな写真が撮れます。
しっとりした雰囲気の神社の風景の中で、お子様の衣装が生えて、
案外、素敵な写真になるといいますよ。
また、カメラに詳しい方なら、設定を変え、わざとシャッタースピード
を遅くして撮影すると、雨粒がきれいな線のようになって写り、幻想
的な写真が撮れるとか。
その他、「モノクロ写真にしてみる」という方法もあります。
モノクロにすれば、とってもノスタルジックな雰囲気が出て、雨の日の
デメリットを、逆に生かせるそうですよ。
七五三は、小さな子供と一緒ですから、できれば晴天であるにこしたこと
はありませんね。
小雨なら、なんとかしようとも思えますが、あまりにも激しい雨だったりし
たら、できることなら延期にしてしまいたいです。
そんなとき、予約を入れていたお参りを延期できるものなのか、という
ことが問題ですよね。
これは、神社側に連絡を入れてみなければわかりませんが、もしも、
他の日に空きがあるようなら、延期はさせてくれると思います。
ただし、人気のある神社だと、必ずしも希望の日に空きがあるとは限り
ませんので、その辺りは運まかせですね。
しかし、悩んでいないで、できるだけ早く、電話で連絡を入れてみること
をおすすめします!
また、写真スタジオで、衣装をレンタルして、撮影とお参りを同じ日に
予約していた場合も、大手ならとくに、延期の変更が案外大丈夫で、
料金もかからないところが多いそうですので、まずは電話で連絡して
みましょう。
ただし、これも、空きがあるなら、ということなので、できるだけ早く連絡
する方がいいですね。
その「空き」について、どうしても11月までに済ませなくちゃ!と思って
いると余裕がなくなりますが、この頃は12月に入っても大丈夫な神社
もあるようですし、もちろん写真スタジオは融通がきくようです。
どうしても、空きが無かったら、少しずらした時期に変更するのも有り
ですね。その方が案外ゆったりできるかも。
七五三を雨でも頑張って決行するぞ!となったら、今度は、いろいろと
対策を練りましょう。
できるだけ濡れないための対策ですね!
大切な衣装を濡らしたり、泥はねで汚してしまったらショックです。
まず、一番心配なのは、足元ではないですか?
大人でも足袋と下駄で雨の中歩くとすごいことになりそうなのに、小さ
なお子様で、日頃履いたこともないのに、上手に履きこなせるとは、
とうてい思えませんよね。
それに、泥はねで裾などが汚れてしまうかも。
それに、もしかしたら、転んでしまうことも。
そこで、対策として、「下駄」は神社の建物の中や、屋根のあるところ
だけにし、それ以外の場所は、「長靴」にすることをおすすめします。
また、裾については、着物の場合には、できるだけ短く着つけをして
あげましょう。
そして、上から雨合羽を装着!これが一番ですね。
お参りをするところでは手前で脱いでおけばOKなので、雨合羽や体
を拭けるように、大きめのバスタオルなどを多目に持参しましょう。
荷物が増えますが、すぐに取り出せるように、また、脱いだ合羽をすぐ
入れられるように、大きな袋を持参する方がいいでしょう。
その方が、慌てずに済みますよ。
楽しみにしていた七五三。
この日のためにいろいろと準備もしてきたのに、雨になりそうなとき、
延期するかどうか、たいへん悩みますよね。
そんなとき、どう対応したらよいか、どう乗り切ったらよいか、少しで
もヒントになればと、今回は主に写真撮影について取り上げ、雨の
対策などをご紹介いたしました。
また、延期する、という選択もありますので、日程の再考などについ
てもアドバイスいたしましたが、とにかく悩んだら早めに一報を入れ
て、神社や写真スタジオに問い合わせてみましょう。
その方が早く決断できるような気がします。
そして、決行することになった方へ、「たいへんではあるけど、雨の中
のお参りも、後で振り返れば、きっといい思い出になりますよ。」という
先輩ママが、たくさんいることをお伝えしておきます。