11月15日は「七五三」です。
七五三は7歳、5歳、3歳の子供の成長をお祝いする行事です。
綺麗な装いを身に着けて神社にお参りに行きます。
子供が健やかに成長できたことを祝い、そして今後も健やかに成長していくことを願います。
しかしお祝い事とは別に同じ時期に身内で不幸が起こってしまうこともありますよね。
こればかりはどうしてもいつ訪れるのか、分かりません。
今回は喪中と七五三が重なってしまった場合の「年賀状のマナー」と
そんな時の「お参り」や「写真撮影」について紹介したいと思います。
「喪中」の際は、11月~12月の初旬頃にかけて「喪中はがき」を送るのが一般的です。
喪中でなければ、お子さんがいる家庭では「七五三」の写真を翌年の年賀状に使うことが
多いですよね。
お子さんの一生に一度の記念写真です。
遠く離れたところにいる家族や、友達にその写真を送りたいものです。
それでは喪中と七五三が重なってしまった時はどのようにやり取りをするのが
良いのでしょうか?
一つは、文面のみの「喪中はがき」を送り、七五三の写真入りの「寒中見舞い」を
出すという方法。
寒中見舞いは1月8日以降に送ります。
喪中が重なってしまった場合、こちらの寒中見舞いのはがきに七五三の写真を入れて
こちらの近状を伝えることがあります。
しかし、寒中見舞いの元々の意味合いは寒さが厳しい時期に相手の方を気遣うための
挨拶状です。
そのため、マナーに厳しそうな方には送るのは控えて仲の良い友達や身内のみに
送る方が良いかもしれません。
それでもどうしても写真を送りたいという場合はメールの利用や寒中見舞いとは
別のはがきで、七五三の報告をしてみるのはいかがでしょうか?
インターネットで何でも写真を送りやすくなったこの頃です。
便利ですが、たまにははがきで連絡を取り合ってみるのも懐かしく、
温かい気持ちがして良いですよ。
二つ目は、もうすでに七五三の写真を撮って年賀状を作ってしまった方向けの方法です。
年賀状は七五三の写真を入れたものにしよう!と予約を入れて注文したのに、
急に身内で不幸があった場合。
年賀状が出来上がっていたり、キャンセルが出来ないところまで仕上がっていたり
することもあります。
仕上がった年賀状は枚数もありますし、もったいないですよね。
そこで、それは仕方がないと割り切って年賀状を出してしまう!
という方もいられるそうです。
親戚には出しづらくとも、友達や会社の方など。
身内の不幸とは関わりの少ない方には送ってしまうのも一つの方法なのかもしれませんね。
相手の方との関係や、相手の方のマナーの厳しさや気持ちを考えた上で
「はがき」のやり取りをしましょう。
「喪中」であれば七五三のお参りをしても良いという神社は多くあります。
もし気になるのであれば、行く予定の神社に確認の連絡を
してから行くのが安心だと思います。
今回、数えの歳で七五三を予定していたのであれば
一年ずらして、満年齢で七五三をするという方法もあります。
注意するのは「忌中」と「喪中」の違いです。
「忌中」は故人を偲び、身を慎む期間です。
結婚式などのお祝い事への出席を控えたり、神社へのお参りを控えたりします。
期間は故人と自分の関係により変わります。
父母は50日間
祖父母、配偶者は30日
兄弟姉妹、子供は20日
このように関係によって違いがあります。
「喪中」も個人を偲ぶ期間です。
そして、悲しみを乗り越えていくという期間でもあります。
期間は一年間です。
喪中であってもお参りすることは出来ますが、忌中の時期は避けましょう。
また悲しくてどうしても気持ちが持ち上がらないようであれば無理は禁物です。
無理をせず、落ち着いてから子供さんのこれからの健やかな成長をお祈りしましょう。
写真撮影はいつでも大丈夫です。
特に忌中や喪中で制限をされることはないそうです。
忌中に写真撮影が重なってしまった際は撮影を延期する方もいられるそうです。
忌中は身内の方が亡くなられてすぐなので
写真撮影のような華やかなことには気持ちがついていかない…ということが多いみたいです。
写真撮影も、気持ちが落ち込んでいて撮りに行く気が起きない時は
落ち着いてから予約を入れてゆっくり撮りにいきましょう。
いつでも大丈夫なのですから。
子供さんも、お父さんお母さんが元気な時に撮影する方がきっとリラックスして
自然な表情でカメラに向かうことが出来るはずです。
いかがでしたでしょうか。
今回は喪中と七五三が重なってしまった時、年賀状やお参り、
写真撮影はどのようにしたら良いかを紹介しました。
せっかくの七五三の写真を年賀状で送りたい!
でも、喪中が重なってしまった……。
そんな時は年賀状ではなく寒中見舞いのはがきや、
それ以外のはがきに写真を乗せるのがおススメです。
送る方の気持ちや、マナーの厳しさにも注意して可愛い写真を送って下さいね。
お参りは「忌中」を避ければ大丈夫なところが多いです。
気になる方は神社にお問い合わせをして確認するのが安心です。
数えの歳で七五三を予定していたのであれば、一年ずらして満年齢にずらすのも
一つの方法です。
写真撮影はいつでも大丈夫ですが、お父さん、お母さん、子供さんの皆さんの
悲しさが落ち着いた頃に行くとリラックスして撮影出来ると思います。
一生に一度の大切な行事です。
子供さんがこれからも元気に楽しく成長出来ることを祈っております。