クリスマスというと、家族や友人でお祝いをする
イメージを持っている人も多いでしょう。
高齢者にはあまり関係のないイベントだと思っていませんか?
しかし、高齢者施設でもクリスマスパーティーを行うことが可能です。
季節を感じることができるイベントのため、
レクリエーションの題材にぴったりですよ。
今回は、高齢者施設で行うクリスマスレクリエーションについて
ご紹介します。
クリスマスレクリエーションにおすすめの企画やぴったりの音楽、
高齢者に喜ばれるお菓子もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
12月といえばクリスマスを思い浮かべる人も多いでしょう。
クリスマスは季節を感じることのできるイベントなので、
閉鎖的な施設の生活の良いアクセントになります。
レクリエーションとして取り入れる場合は、
クリスマス関連のものを作る工作レクリエーションがおすすめです。
リースやミニツリーなどを作れば、居室に飾ることもできますよ。
今回は、まつぼっくりを使ったミニツリーの作り方をご紹介します。
まつぼっくりを使ってミニツリーを作る場合、
材料はまつぼっくりとペットボトルのキャップ、
ビーズなどの飾り付けアイテム、ボンドです。
飾り付けのアイテムは100均や手芸店で購入することができますよ。
作り方はとても簡単で、ペットボトルのキャップを土台にし、
まつぼっくりをボンドでくっつけるだけ。
まつぼっくりにビーズなどで飾りを付ければ完成です。
完成後、ボンドが乾くまではできるだけ触らないようにしましょう。
10月・11月は季節的に外出レクリエーションにぴったりなので、
レクリエーションを楽しみつつ材料集めをするのがおすすめです。
また、手芸店などではスノードーム作りの講習会を
開催しているところがあります。
施設のスタッフがその講習会を受け、
施設のレクリエーションとして企画しても良いですね。
スノードーム作りには様々な材料が必要になるので、
レクリエーションの予算を考慮しつつ検討しましょう。
12月ということもあるので、冬を題材にした音楽だけではなく、
クリスマスや正月に向けての音楽もおすすめです。
冬を題材にした音楽には「雪」「焚き火」などが挙げられます。
昔ながらの童謡なので知っている高齢者も多く、
歌詞カードを作って音楽レクリエーションを楽しんでも良いですね。
クリスマスの題材ならば「赤鼻のトナカイ」や「ジングルベル」
などが挙げられます。
「高齢者にはあまり馴染みのない音楽なのでは?」
と思われる人も多いでしょう。
しかし、このようなクリスマスの音楽はTVなどでも度々流れるため、
聞いたことがある人がほとんどです。
子供や孫と歌ったことのある高齢者も多くみられますよ。
正月を題材とした音楽は、滝廉太郎作曲の「お正月」が有名です。
凧上げやこま回しなど、正月におすすめの遊びもたくさん
歌詞に含まれています。
1月のレクリエーションを企画する際のアイディアにもなりますよ。
「お正月」の音楽を聴きながら、高齢者に以前の正月の思い出や、
よくやった正月遊びについて話をしても良いですね。
昔を思い出すという行為は、脳の運動にもなりますよ。
クリスマスのレクリエーションでお菓子を配る場合、
おすすめなお菓子はケーキやクッキーです。
クリスマスツリーやサンタクロース、雪だるまのモチーフのものだと、
より一層12月らしさを感じることができます。
このようなケーキやクッキーは、市販でも購入することができますよ。
ただし、高齢者へのレクリエーションとしてお菓子を配った場合には、
注意しなければならないことがあります。
それは、高齢者が居室にてお菓子の管理ができるかどうかです。
認知症高齢者の場合、お菓子を貰っても忘れてしまうことがあります。
居室に長期間保管をしてしまうと、賞味期限が切れてしまうことも。
高齢者にお菓子を配る場合は、その人がきちんと管理できるかどうかを
考えてみましょう。
不安な場合はお菓子を配ることをやめて、
おやつレクリエーションとしてその場で食べられるように提供しても良いですね。
おやつレクリエーションの場合は、水分補給も促すことができますよ。
高齢者施設へ入居する前に家族と同居していた場合、
子供や孫と楽しくクリスマスを過ごしていたという高齢者も多いでしょう。
しかし、高齢者施設に入居していても、
レクリエーションを通して楽しい時間を過ごすことができます。
家族も参加できるよう、レクリエーションのお知らせをしてみても良いですね。
高齢者本人やその家族とレクリエーションを通して
コミュニケーションを図ることで、新たな一面を知ることもできますよ。