9・10月のレクリエーションにぴったりの運動会。
リハビリに力を入れている施設では、高齢者の日頃の努力の成果が試される絶好の機会です。
個人競技だけでなく団体競技もあるため、普段のゲームレクリエーションとは違った効果を得ることができますよ。
施設内での大きなイベント事の一つとし、競技の内容や飾りつけなどに力を入れることも多いでしょう。
運動会には、選手宣誓というプログラムがあります。
選手宣誓は運動会への意気込みを語る重要なものであり、参加する高齢者のやる気をアップさせることにも繋がりますよ。
高齢者施設での運動会は他の高齢者と競い合い、怪我のないよう楽しみながら体を動かすことが目的です。
そのため、選手宣誓の内容も固くなりすぎないのがおすすめですよ。
今回は、高齢者施設での運動会における選手宣誓の例をご紹介します。
面白いものや感動ものの例もご紹介するので、参加する高齢者にあった選手宣誓を考える際の参考にしてみてください。
高齢者の運動会における選手宣誓はコレ！
高齢者がメインとなって競技に参加する運動会。
競技の内容や飾りつけも運動会を盛り上げるポイントの一つですが、選手宣誓の内容も重要ですよ。
日頃のリハビリの生活を十分に発揮できるよう、高齢者のやる気をアップさせるような内容を考えましょう。
まず、選手宣誓は開会・閉会の挨拶とは違い、運動会への意気込みを語るものです。
そのため、内容は固くなりすぎず、文章も短めにすることをおすすめします。
例えば
「宣誓！我々選手一同は、日頃のリハビリの成果を十二分に発揮し、正々堂々戦うことを誓います！」
などです。
各チーム一人ずつ代表を決め、その人に選手宣誓をお願いしましょう。
他の人と息を合わせて選手宣誓を行うことは、他者のことを理解することに繋がり、高齢者同士のコミュニケーションにも発展します。
出来ればぶっつけ本番ではなく、数日前から練習を行っても良いですね。
選手宣誓の後半部分は、運動会の目的を踏まえて内容を変更しても良いですね。
高齢者同士競い合い、個々のやる気や能力のアップに繋げる場合は前述の表現がおすすめです。
高齢者それぞれの力を発揮させることを目的とする場合は「持っている力を発揮して競技することを誓います！」など。
気分転換や高齢者同士の交流を目的とした楽しみ重視の場合は「思う存分に運動会を楽しむことを誓います！」など、目的によって内容を変えてみましょう。
運動会の選手宣誓で面白いものをご紹介
ここでは、少し内容の変わった面白い選手宣誓の例をご紹介します。
高齢者施設での運動会で、特に注意が必要なのは高齢者の安全です。
日頃リハビリに力を入れている高齢者でも、張り切り過ぎてしまうと怪我に繋がる可能性もあります。
競技を楽しみつつ怪我に気を付けるという意味も込めて、以下のような選手宣誓はいかがでしょうか？
「宣誓！我々選手一同は、怪我をしないということを目的に、運動会を楽しむことを誓います！」
「宣誓！我々選手一同は、明日からの辛いリハビリを乗り越えていくためにも、今日の運動会を全力で楽しむことを誓います！」
このように、面白い内容の選手宣誓は競い合うことを目的とはせず、運動会を楽しむことを重要視した文言にしましょう。
運動会の選手宣誓で感動させるコツ
ここでは、感動する選手宣誓の例をご紹介します。
感動する選手宣誓のポイントは、
「仲間（他の高齢者）との協力」「楽しみ」「思い出」などを文言に取り入れることです。
仲間と協力し、楽しい思い出を作るという意味も込めて、以下のような選手宣誓はいかがでしょうか？
「宣誓！我々選手一同は、今日の運動会を最高の思い出にできるよう仲間と協力し、全力で競技を楽しむことを誓います！」
「宣誓！我々選手一同は、今日まで仲間と励まし合い、リハビリを乗り越えてきました。今日の運動会も最後まで仲間と協力し、悔いのないものにすることを誓います！」
このように、感動する内容の選手宣誓は仲間との協力を重要視した文言にしましょう。
まとめ
選手宣誓は、運動会を盛り上げるためのポイントの一つです。
各チームの代表高齢者に選手宣誓をしてもらうことによって、通常のゲームレクリエーションとは違った雰囲気になりますよ。
雰囲気のアップは、高齢者のやる気にも繋がります。
選手宣誓は、面白いものや感動するものなど様々です。
内容を考える場合は、運動会をどのような目的で行うかを考慮し、目的にあった選手宣誓を考えましょう。
施設の特色にあったものを考えてみても良いですね。
今回ご紹介した選手宣誓の例文はごく一部です。
ぜひ、運動会も目的や施設の特色を踏まえた、オリジナルの選手宣誓を考えてみましょう。