12月のレクリエーションの題材にぴったりなクリスマス。
施設によってはクリスマス会を開催するところもあります。
高齢者へのプレゼントや、
スタッフの出し物などを行う施設もあるでしょう。
スタッフの出し物の中でも人気なのはハンドベルです。
ハンドベルのきれいな音とクリスマスならではの曲は、
クリスマス会を盛り上げてくれること間違いなし。
ハンドベルの音色には癒しの効果も期待できますよ。
しかし「クリスマスの曲は高齢者には馴染みのないもの」と思い、
選曲に悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
今回は、
クリスマス会のハンドベル演奏に
ぴったりの選曲についてご紹介します。
また、衣装や手作りのハンドベルについても
ご説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
今年のクリスマス会は、
ハンドベル演奏で雰囲気作りを行ってみましょう。
「クリスマスは若い人の行事だから、
高齢者には馴染みがないのでは?」
と思われる人も多いでしょう。
最近ではテレビのCMソングなどにも
クリスマスのメジャーソングが起用されています。
「ジングルベル」や「きよしこの夜」など
メジャーな曲もたくさんあるため、
高齢者でも聞いたことが多いですよ。
また、ハンドベルの音色はとてもきれいなため、
曲を知らなくても演奏を楽しむことができます。
クリスマス会でハンドベルを演奏する場合、
おすすめの選曲は「きよしこの夜」「ジングルベル」などの
クリスマス関係のものです。
童謡の「赤鼻のトナカイ」や
「あわてんぼうのサンタクロース」も
リズミカルな曲調なので、
クリスマス会を盛り上げてくれますよ。
メジャーな曲はCMにも使われているため、
高齢者にも馴染みがあります。
歌詞カードを作って、高齢者に配布しても良いですね。
「きよしこの夜」などの曲は簡単ですが、
人数が少ないと鳴らすハンドベルが多くなり、
個人の負担が大きくなります。
そのため、ハンドベルは5~6人で行うのがおすすめです。
他のスタッフと出し物について相談し、
人数を集めましょう。
人数が多く集まりそうなら、難しい曲を選曲してみても良いですね。
「ホワイトクリスマス」などの難しめの曲も、人数が多いと演奏しやすくなりますよ。
クリスマスのハンドベルの衣装といえば、
キリスト教のローブをイメージする人も多いでしょう。
しかし、ローブを持っているという人は少ないですよね。
レクリエーション費用に余裕がある場合、
購入を考える人もいるでしょう。
購入を検討している人は、ローブではなく
サンタ服を購入してはいかがでしょうか?
お手頃な価格で購入することができ、
きちんと保管すれば来年以降も使い回しができますよ。
また、100均などではサンタ帽子や
トナカイの角カチューシャも販売されています。
服を合わせやすい格好で統一し、
それぞれサンタの帽子やトナカイの角カチューシャを付けても
良いですね。
手作りの衣装でハンドベルに臨みたいという人は、
ケープがおすすめです。
ケープは肩にかけるだけのものなので、
作るのも簡単ですよ。
クリスマスなので裾にファーを付けても良いですね。
色は白で統一しても良いですし、
個々に色を変えても鮮やかになりますよ。
ハンドベルは身近にある意外なもので
手作りすることが可能です。
今回は、缶でできるハンドベルの作り方についてご
紹介します。
缶を切る工程があるため、
作業中の怪我や演奏中は取り扱いに十分注意しましょう。
用意するものは、
空き缶、針金、鈴、キリ、カッターナイフなどの
缶を切るものです。
まず、缶の上部分を切り落とします。
次に、缶の底の部分に穴を開け、針金を通しましょう。
針金は持ち手の役割もあるので、輪になるようにします。
缶の内部にある針金の先に鈴を付けます。
針金の長さは、鈴が缶の内側に当たるぐらいです。
これで手作りハンドベルは完成です。
音は缶の素材や大きさによって変化するため、
完成後は必ず確認しましょう。
手作りが難しいという人は、
100均のハンドベルを活用するのがおすすめです。
子供用のおもちゃになりますが、
音も正確で見た目もかわいいため、
この時期の人気商品となっていますよ。
閉鎖的な施設の生活では、
レクリエーションや季節の行事が
良いストレスの発散になります。
生活の良い刺激にもなりますよ。
ハンドベルなどの楽器の演奏を聴くことは、
ヒーリング効果にもつながります。
ハンドベルの演奏によって
クリスマス会を盛り上げるだけでなく、
高齢者の心の癒しにつなげましょう。
この機会にハンドベルに興味を持った入居者には、
後日別のレクリエーションとして提供しても良いですね。