保育園では
毎月お誕生会や季節の行事など
様々な行事が行われます。
行事の担当になると
ベテランの先生でも新人の先生でも企画はどうしようか
どんな出し物をすると子ども達は楽しんでくれるのか
悩んでしまいますよね。
その中でも
クイズを取り入れようとする方は
多いのではないでしょうか。
クイズをどのように行うかで
子ども達の反応が全く違ってきます。
子ども達と楽しんでクイズを行う方法を書いていきます。
保育園の出し物でクイズをするときには
どういうものがあるでしょう?
なぞなぞのようなもの、
音のクイズ、シルエットクイズ…など
いろんなタイプのクイズがあります。
シルエットクイズのやり方は次の章で紹介しますので、
まずは実際に子ども達とやって
盛り上がったクイズとやり方を書きます。
Q.いりぐちが1つで、おへやが5つあるものはなんだ?
A.てぶくろ
Q.サンタクロースが好きな「かい」はなんだ?
A.トナカイ
Q.お茶は、おちゃでも、子供が喜ぶ『おちゃ』は何だ?
A.おもちゃ
Q.パンはパンでも食べられないパンは?
A.フライパン
その園にいる先生のことをクイズにすると盛り上がります。
先生の好きな食べ物は何?
先生の好きな色は何?などです。
Q.アンパンマンの必殺技は何という名前?
A.アンパンチ
アンパンマンならほとんどの子が知っているアニメだと思うので。
Q.ゾウはゾウでも、床をキレイにしてくれるゾウは何でしょう?
A.ぞうきん
Q.めをやいたこわーいお料理はなーんだ?
A.めだまやき
Q.『けん』は『けん』でも、きれいにピカピカにしてくれる『けん』はなーんだ?
A.せっけん
Q.しんごうをまもらないでわたる悪いムシはなーんだ?
A.しんごうむし
Q.寝るときにじゃまになる『ふく』はなーんだ?
A.パジャマ
Q.だいどころにある泣き虫などうぐはなーんだ!
A.まないた(ま泣いた)
Q.たくさん『め』があって、ころがるサイはなーんだ!
A.サイコロ
Q.晴れた日に、どこに行っても、ピタッとみんなにくっついてくるものってなーんだ。
A.「(じぶんの)影」。影は常に足元にあるから。
指で影絵遊びなどする時期なので、盛り上がりました。
Q.が、9匹集まったら、ある乗り物に変身しました。なーんだ。
A.トラック。トラが9(ク)で、トラック。
Q.『けん』でしょうぶするのに、あぶなくない『けん』はなーんだ?
A.じゃんけん
Q.ドラえもんの「ドラ」は、①どら焼、②ドラゴン、③どら猫、のうち、どれが関係しているでしょうか。
A.③どら猫。
どら焼が好きだからとひっかかりやすいが、どら猫からつけられた。
Q.パチパチと火が燃えている横に可愛らしい鳥がいます。さてその鳥とはどんな鳥でしょうか?
A.ヒヨコ
Q.めをあけているとみえないものはなんだ?
A.ゆめ
知識が必要ない問題なので、保育園児でも楽しく考えられる問題だと思います。
Q.春になると、なくなってしまうダルマってなーんだ。
A.「ゆきだるま」。春には溶けて無くなってしまうから。
Q.ぐるぐる回ってもぜんぜん目が回らないのに、冬になるとでてこなくなっちゃうの、これなーんだ。
A.扇風機(羽が回っているのに目が回らない。夏に活躍する)
Q.かいが10こ みんながこわがるものは?
A.かいじゅう
Q.いすは、いすでも、冷たいイスってなーんだ。
A.「アイス」。
Q.せかいの真ん中にいる虫ってなーんだ。
A.蚊。「せかい」の真ん中の文字が「か」だから。
Q.とってもおいしいのに、たべると「くさい!」といわれてしまう、おやさいはなーんだ
A.はくさい
Q.冷蔵庫の中にある動物はなんでしょうか?
A.「ゾウ」です!
なぞなぞであれば、
ひなまつりやクリスマス、季節に関することを問題にしたり、
普段の保育園での生活や先生のことを問題すると
幅も広がりますし盛り上がります。
他にも子ども達に好評だったのは、音クイズです。
これはカセットテープに
消防車やパトカー、救急車のサイレンや動物の鳴き声鈴の音など、
子ども達が知っている様々な音を録音しておきます。
その音をひとつずつ流しながら
「この音はなーんだ」
と尋ねながら進めていきます。
これは3歳児以上ではなかなか盛り上がります。
ヤギとヒツジの鳴き声など
紛らわしいものを入れておけば子ども達も
どっちだろう?
と真剣に考えてよりワクワクするようです。
カセットテープに録音、
タイミングよく流すのが少し手間がかかり難しいので、
教室にパソコンやスマホを持ち込めるようであれば、
セットリストを作り簡単にできますのでやってみてくださいね。
クイズで盛り上がる中にはシルエットクイズがありますよね。
子ども達も大好きなのでぜひ取り入れたいところです。
どのようにしたら成功するのか、やり方を紹介していきます。
方法はいくつかあるかと思いますが、いちばん簡単な方法を書きます。
‛ペープサート方式’で行うことです。
このようなシルエットの画像を使用してもいいですし、
ご自分で黒のマジックで塗りつぶしても構いません。
これと正解となる写真を用意して、
表裏になるように割りばしに貼りつけたら完成です。
やり方は、シルエットの方を最初に見せて
「何のシルエットでしょう?」と
質問をして写真を正解として見せるという
簡単な動作なので誰にでもできます。
動物やキャラクターのジャンルでまとめても
ジャンルを問わずにバラバラに作ったものを
クイズにしてもいいです。
これもシルエット似たもの
(アンパンマンとドラえもんなど)を用意すると
面白いですよ。
コツは、続けて出すのではなく
間に2、3問挟んでから出すことです。
そうすると、
あれ?さっきも似たのがあったけど~
と子ども達は思い出したり考えたり…
わかった時の嬉しさも倍増ですよ。
その他の方法としては、
割りばしにつけずにパネルシアターみたいにしたり
大きい模造紙を用意して
裏から人形などを映し出す方法もあります。
こちらは必ず形がわかりやすいもの、
あらかじめ他の先生に前から見てもらい
シルエットがしっかり映し出されているか確認してくださいね。
人形などを動かしながら
「私はだれでしょう?」
と動きが出るので子ども達も
とっても喜んでくれますよ。
このように、
シルエットクイズをやる時の規模などで
方法を変えてやってみてください。
どの方法にしても
ひっかけ問題は入れてあげるのが盛り上がるためのコツです!
ここまではクイズのやり方を書きましたが
音楽はどうするのか?というとこです。
個人的には、無くてもいいかと思います。
クイズそのもので十分に盛り上がりますし、
音楽を流していると子ども達が
そっちに気が行ってしまう可能性もあります。
もしクイズの導入で音楽をと思うのであれば、
「はじまるよ」の手遊びをするのはどうでしょう?
子ども達の注目も一気に集まりますし、
クイズへの導入につながります。
クイズの途中で流したいのであれば、
シルエットクイズのようなあまり
やりとりが多くないクイズのBGMとして
小さな音で歌詞のないオルゴール調
(テンポのいいもの)を流すといいでしょう。
子ども達の考えることの妨げになる音量に
ならないことだけ気を付けてください。
クイズのやり方や音楽について紹介しましたが
いかがでしたでしょうか。
クイズには、
・なぞなぞ
・シルエットクイズ
・音(鳴き声)クイズ
・○×クイズ
・どっちが正解でしょう?
など、たくさん種類があります。
行うときの規模や年齢によって変えてみてください。
クイズは定番だからこそマンネリ化しないようにすることが
大切ですね。
今回書いたことが少しでも参考になれば幸いです。