高齢者施設には特別養護老人ホームや老人保健施設、デイサービスなど様々な種類があります。
デイサービスは通所介護とも言い、送迎付きで食事や入浴、レクリエーションなどを受けることができます。
家族の介護負担を軽減させるため、自宅介護を行っている家庭にとってはなくてはならないサービスです。
デイサービスで行われるレクリエーションには、高齢者にとって様々な意味があります。
気分のリフレッシュや閉じこもりの防止、ストレスの軽減などの効果を得ることができます。
しかし、デイサービスを頻繫に利用している高齢者にとっては、レクリエーションの内容がマンネリ化していることも。
レクリエーションを企画するスタッフの中には、企画のネタ切れを感じている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、デイサービスのレクリエーションについてご紹介します。
レクリエーションのアイデアやコツなど、レクリエーションを企画する際の参考にしてみてください。
デイサービスを利用している高齢者から、「またこれやるの?」と言われたことはありませんか?
デイサービスでは毎回レクリエーションが開催されているため、どうしてもネタ切れになりがちです。
レクリエーションの企画内容に悩んでいるスタッフも多いでしょう。
レクリエーションの企画に悩んだときは、デイサービスを利用している高齢者の趣味を活用してみましょう。
デイサービスを利用する際、利用する高齢者の情報シートを本人や家族に記入してもらいます。
その情報シートには、高齢者の普段の生活や趣味・特技などが書かれていることがほとんどです。
レクリエーションのネタに悩んだときは、利用している高齢者の趣味・特技を参考にしてみましょう。
もともとはその趣味に興味がない人でも、レクリエーションをきっかけに新しく始めてみたいと思う高齢者も。
デイサービスは高齢者同士の社交の場でもあるため、レクリエーションを通して趣味仲間が増えることにもつながりますよ。
デイサービスでレクリエーションの企画を考える場合、まずは季節を感じることができるものを考えましょう。
皆さんは、夏と言われたら何を思い浮かべますか?
プールや花火、夏祭りなど、夏と言われてイメージするものは人それぞれです。
それぞれのイメージをレクリエーションに取り入れてみてはいかがでしょうか?
例えば、プール。
実際に高齢者をプールに連れていくことは難しいですが、子供用のビニールプールに足をつけることは簡単です。
施設内で行うのではなく、ベランダや玄関先など屋外で行うのがおすすめですよ。
熱中症、日射病の危険性もあるので、場所は日陰を選ぶようにしましょう。
プールに足を入れながら、アイスを食べても良いですね。
このように、レクリエーションの内容は季節のイメージなどによって、バリエーションの幅が広がります。
季節に関係するもののイメージは、人によって異なります。
そのため、デイサービスでレクリエーションを企画する場合は、できるだけ多くの人の意見を取り入れるのがおすすめです。
スタッフ同士のレクリエーション会議だけでなく、デイサービスを利用している高齢者の意見を取り入れるようにしましょう。
デイサービスでレクリエーションを行う場合、雰囲気作りも重要です。
これは、特別養護老人ホームなど別の施設でのレクリエーションでも大切なことです。
飾りつけや音楽などをレクリエーションの内容に合わせることで、レクリエーションはより一層盛り上がります。
夏祭りやクリスマス会など、季節に関連したレクリエーションを行う場合は、その季節にあった音楽がおすすめ。
ゲームレクリエーションを行うときは、テンポが早めの音楽を使うと盛り上がりますよ。
また、レクリエーションの内容や進行の仕方について悩んだときは、過去のレクリエーション企画書などを見返してみましょう。
過去にどんな内容のレクリエーションが行われたのか、対象の高齢者の身体状況なども参考になりますよ。
後ほど見返したときに分かりやすいよう、実践した際の感想・反省点なども計画書と一緒に保管するようにしましょう。
他のスタッフとも共有できるようファイリングすれば、レクリエーションについての会議の進行もしやすくなりますよ。
デイサービスでは、毎日様々なレクリエーションが行われています。
そのため、レクリエーションの企画内容に悩むことも多いでしょう。
そんなときは、他のスタッフに相談するだけでなく、利用している高齢者の意見や趣味も参考にしてみましょう。
過去のレクリエーション内容を参考にするのもおすすめですよ。