夏野菜の代表とも言える「なす」。
最近は一年を通してスーパーなどで見かけますが、一番美味しい時期はやっぱり、旬の6月〜9月です。
旬の時期のなすは、皮も柔らかく、果肉にはたくさんの水分を含んで瑞々しいのが特徴です。
焼きなす、煮びたし、みそ炒めなど、様々な料理に使えて、夏バテ予防にも効果的!
そんな、なすは油との相性もバツグンで、なすの素揚げなんて、パパッと作れて美味しいですよね。
ということで今回は、上手になすのを揚げるコツについてご紹介したいと思います。
ひと手間加えるだけで、いつもより美味しく揚げることができると思いますので、参考にしてみて下さい!
なすの素揚げは何分くらいがいいの?
なすの素揚げを作るときの揚げ時間は、どのくらいでしょうか?
初めて、なすの素揚げに挑戦してみようという方のために、揚げ時間についての注意点。
カリッと美味しい、なすの素揚げを作るためには、揚げ時間と油の温度が重要なポイントです!
なすの果肉はスポンジのようになっており、低温でゆっくり揚げてしまうと、果肉はたくさんの油を吸収し、火が通り過ぎた状態になってしまいます。
そうなってしまうと、食感はフニャフニャと味も油っぽくて美味しくないという事に…
なすの素揚げを失敗しないためには、高温で短時間!これが鉄則です。
美味しくカリッと揚げるためには、なすをカットした大きさにもよって時間は変わってきますが、一口サイズぐらいの場合、180℃の油で3〜5分くらいで大丈夫です。
とりあえず、この要点を押さえておけば大失敗ということにはなりませんので、ここだけはおさえておいてくださいね!!
なすの素揚げは、高温で短時間!と覚えておいて下さいね。
なすを素揚げでアク抜きする意味は?
ななすは切ってから時間が経つと、その断面から酸化し変色しますよね?
その変色が、なすに含まれるポリフェノールの一種のアクによるもので、調理法によっては、アク抜きをしないと料理の味にまで影響してしまう場合もあります。
そのため、アク抜きをすることによって、変色だけでなく、えぐみなども軽減されるため、アク抜きが必要だと言われています。
しかし、なすを丸ごと使う、「焼きなす」や、切って直ぐ料理に使う場合などはアク抜きは必要ありません。
また、旬の時期のなすや、水なすなど種類によってはアクが少ない、出ないものもあります。
素揚げに関しても切ったらすぐに揚げられるように準備はしておけば、アク抜きをしなくても大丈夫です。
揚げるまでに少し時間がかかるという場合は、水、又は塩水につけておくと変色は避けられます。
水、塩水につけた場合は、水気をよく拭いてから揚げないと、油が飛び跳ねが激しくなりますので注意して下さいね。
なすの素揚げにコツってあるの?
なすの素揚げのコツ!
ズバリ!上手に揚げるコツは、揚げ温度と“隠し包丁で”す。
前述しましたように、低温でゆっくり揚げてしまうと、余分な油まで吸収してしまい食感・味共に悪くなってしまいます。
ですので、高温で短時間にカリッと揚げる!が一番です。
短時間で揚げるためには、隠し包丁で火の通りが早くなるように工夫すること。
隠し包丁の切り方は、表面を2㎜間隔になすの果肉半分くらいまで切り込みを入れていけばOK。
油の量も鍋底から2、3センチと少なめで大丈夫です。
最後に、揚げ上がりは、しっかりと油を切ること!これも重要ですからね〜
このように、ひと手間加えるだけで、きっといつもよりも美味しい、なすの素揚げができますよ〜
まとめ
いかがでしたでしょうか。
なすの素揚げって、お浸しにしたり、お塩をかけてそのままいただいたりと、色んな食べ方があって、どれも美味しいですよね。
調理するときに、ちょっと、ひと手間加えるだけで、揚げ上がりがベチャっとなる事もなく、失敗も少なくなると思います!
ぜひ色々な、なす料理に挑戦して、自分好みの美味しさを見つけてみて下さいね。