4月頃から収穫が始まるそら豆は、初夏の5月〜6月が最も美味しく食べることのできる、旬の時期です。
そら豆は、収穫後は鮮度の落ちるスピードがとても早く、収穫から3日程で、美味しさが激減してしまうといわれています。
収穫からスーパーに並ぶまでの時間を考えれば、購入してから美味しく食べられる時間があまりないことがわかりますよね。
となれば、上手に保存することが、いつでも美味しく食べれるコツになるのではないでしょうか。
スーパーなどで少量を買う分には何の心配もなく食べきれると思いますが、ご自分でそら豆を育てている方の場合は、たくさんできた、そら豆をどのように保存していますか?
そら豆の保存方法としては、冷蔵・冷凍・乾燥保存と保存できる手段はありますが、長く保存したいと思えば、乾燥保存が一番長く保存できると思います。
では早速、乾燥そら豆を作る手順や賞味期限について、ご紹介したいと思います。
乾燥そら豆を作るには、いくつか条件がありますので、要チェックですよ〜。
そら豆の乾燥の仕方!傷みやすいそら豆におすすめの天日干しの手順
まず、残念ながらスーパーなどで販売されている、さや付きのそら豆から乾燥そら豆を作ることは、難しいです…
なぜなら、乾燥そら豆を作るためには、収穫後すぐのもの、又は乾燥用に収穫を遅らせたそら豆からしか出来ないのです。
そら豆は傷みやすいので、鮮度が落ちる前のものしか適さないということなんですよね〜
ですので、今回は自宅の家庭菜園などで、そら豆を栽培しているという方や収穫後すぐに戴いたという方へ向けてお伝えしたいと思います。
そら豆を乾燥させるためには、やはり天気のいい日に天日干しするのがおすすめです!
乾燥の手順は至ってシンプル。
そら豆をさやごと、ザルなどに乗せ天日干しするというだけです。
天気によって出来上がる日にちはまちまちですが、長くても3日ほどで出来上がると思います。
出来上がりの目安は、さやがカラカラになっていること!並べておけばいいので簡単ですよね。
保存する際は、さやから豆を出してチャック付き袋など密閉できる容器に入れ、冷凍保存して下さいね。
乾燥後、常温保存もできますが、場合によっては虫がわいてしまうこともありますのでご注意ください。
そら豆を乾燥用に収穫!青いとできない?乾燥できるそら豆とは
では次に、乾燥用にそら豆を収穫する場合についてのお話しです。
乾燥用のそら豆を収穫するためには、さやが黒っぽくなるまで収穫を待つということ!
ピンと来ない方のために、大豆を思い浮かべていただければ分かりやすいと思います。
大豆は、茶色くカラカラになるまで収穫せず、わざと残していますよね。
そら豆もその原理と同じなので、乾燥用のものを収穫するためには、水分を多く含んでいる青く若いものでは不向きになります。
黒っぽく、完熟するまで、ひたすら待つだけですので、ある程度放っておいて下さい!
そこまで待てば、そのさやの中には、カラカラ乾燥した豆が入っていますよ〜
そら豆を乾燥したらいつまで食べられる?賞味期限の目安
乾燥そら豆が出来上がれば、後はそれをどう保存しておくかが重要になってきます。
私のおすすめする保存方法は、前述した通りカラカラに乾燥した豆を密閉容器に入れ冷凍保存すること。
賞味期限の目安としては数ヶ月間は保存がききます。
乾物の保存期間は凄いです!!
乾燥させない、そら豆の保存可能期間に比べれば随分と長いので、とても便利ですよね。
召し上がる際は、水で戻し柔らかくなってから、炒め物やスープに使ってください。
戻し時間は、水の場合:約1晩〜1日、お湯の場合:約1時間半〜2時間程です。
戻し時間はいずれも目安ですので、実際に豆を触ってみて、柔らかくなっていれば大丈夫なサインですので、そちらも目安にして下さいね。
まとめ
今回は、そら豆の乾燥についてのお話でしたが、食べ物を上手に保存し、旬の時期以外でも美味しく食べることができれば嬉しいですよね。
少しの工夫で、傷みやすいものでも長く保存でき、捨てずに済むことだってあると思いますので、興味のある方は是非挑戦してみて下さいね!