エアコンの掃除、どうしてますか?
プロの業者に頼むと、内部までクリーニングしてくれ、隅々まできれい
になることはわかっていても、かなり高額ですよね。
度々依頼するわけにもいきませんし、家の中には、何台もあることも。
できる限り、自力でやろうと思うのですが、なんとなく面倒そうです。
フィルターはすぐ外せるので、まずできそうですが、それ以外のところに
黒い汚れが・・・。
そんな面倒そうなエアコン掃除が、簡単にできるような、
なにか便利な道具でもないものでしょうか。
ということで、エアコン掃除の面倒から解放されるための、便利な道具や、
掃除をできるだけ簡単にするコツを、ご紹介いたします。
エアコン掃除の面倒を解消!
エアコンの掃除は、毎年プロによるクリーニングを利用するという人でも、
フィルターや吹き出し口など手の届く範囲の、家庭でできるところは、
毎月行うのが理想的です。
毎月行うとなると、できるだけ面倒な気持ちを取り去りたいですね。
そこで、プロの業者さんの記事を読んでみますと、電装部分がある内部の
方は、家庭での掃除をお勧めできないとのこと。
無理をすると、エアコンの故障の原因になるので、
買い替えなんてことになったら、本末転倒ですよね。
ならば、内部の方はつつかない、と割り切って、
自分でできるのは外側から手が届く範囲で、しかも、
電装部分には決して触らないで、水や洗剤が飛んでもダメ、
と考えると、それほどできることは多くはありませんから、すごく気が楽になりませんか?
なんだか、私を含め面倒くさがりな人でも、できそうな気がしてきます。
そう考えると、家庭で安心して行えるのは、まずフィルターの掃除、
そして、吹き出し口の汚れやカビの掃除、それから、外回りのホコリや
汚れ、といった辺りです。
この中で取り外して水洗いできるのは、フィルターだけですね。
これは、何とかやっていきたいところです。
取り外す前に、掃除機の先で、できれば、ホコリを取りやすいブラシ付き
ノズルに付け変えて表面についているホコリを取りましょう。
ノズルは、100円ショップで買えるものもありますよ。
それから、残っているホコリができるだけ落ちないように、ゆっくり取り
外します。
外したフィルターは、まず、新聞紙の上に置き、もう一度掃除機を使って、
できるだけホコリを吸い取ってください。
この時、ホコリは主にフィルターの外側から付くので、外側を上に向けて
吸うのがポイントです!
それから、お風呂場などに持って行って、今度は裏側から掃除します。
シャワーをかけながら、目に詰まった細かな汚れを洗い落とします。
洗剤は、台所洗剤などの中性洗剤薄めたもので十分ですし、ブラシは柔ら
かいものを使うとフィルターを傷めません。
汚れがひどい場合は、薄めた中性洗剤液につけ置き洗いします。
最後に日陰干しで、フィルターをしっかり乾かしておきましょう。
エアコン掃除の道具アレコレ
次に、吹き出し口の掃除ですが、これには手間がかかりそうですよね。
そこで、便利グッズの投入です!
まず、家にあるものでやるなら、バケツに水を入れて、台所洗剤と雑巾、
軍手を用意しましょう。
それから、30㎝位の長めの物さしがあると便利です。
吹き出し口を見てみましょう。
きっと、黒いカビや汚れ、ホコリが付いていますよね。
これを落していきましょう。
吹き出し口の掃除をするときには、危険なので、プラグを抜いて電源は
切っておきます。
吹き出し口の掃除は、中性洗剤である、台所用洗剤を薄めた液をしみ込ま
せて、良く絞った雑巾で拭いていきます。
ルーバー(吹き出し口にある風向きを変える羽)が邪魔して拭きにくいで
すし、そのルーバーも一枚一枚、拭かないといけません。
自分の指に雑巾を巻き付けて、指が入るところまで拭いていきます。
ここで、物さしの登場です!
物さしに雑巾を巻き付けて輪ゴムでとめたものを使いますと、さらに、
難しいところも拭けますよ!
そして、軍手を用意したのは、雑巾の代わりに軍手に洗剤液をしみ込ませて、
自分の手にはめた状態で拭き掃除をする、という方法です。
これは、自分の手で触れるので、力も入れやすいし、加減しやすいし、よ
く掃除方法として紹介されていますよね。
他に何か使えるものはないかな、と100円ショップをのぞいてみました。
かつて一世風靡した(?)○○○棒にそっくりな、長い木の棒に、
マイクロファイバーの布カバーが付いている、お掃除用の棒です。
これは、細いところにも入って便利ですが、やっぱり物さしの方が威力
がある気もしますが、指や物さし雑巾も入らないような細い部分用にい
いですよ。
それから、これはいいな!と思ったのは、ブラインド掃除用の、バナナ
みたいな格好をしたお掃除グッズです。
プラスチックでできたバナナ型の持ち手の3つの先に、マイクロファイ
バーの布が巻いてあり、そこでブラインドを挟んで拭くように作られて
いるので、これでエアコンのルーバーも挟んで拭けます。
力を入れて面で拭けるので、なかなかいいですよ!
そして、先ほどの軍手で掃除する方法に加えて、軍手を、100円ショップ
にある掃除用のマイクロファイバー軍手にする、という手もあります。
こんな便利グッズも使いながら、可能な範囲で汚れを落としましょう。
洗剤液を使用した後は、必ず水拭きもしてくださいね。
さて、ここまでに、吹き出し口のルーバー周辺まではきれいにできそうですね。
ところが、その奥にあるフィン(回転して風を起こす部分)を見てしまい
(?)、どうしても掃除したくなるかもしれません。
しかしこれには、時間と準備と覚悟が必要です。
ホームセンターなどで買うことができる、「エアコン洗浄クリーナー」を
使うのは、このフィンの部分の掃除です。
ですが、どんなにがんばっても、プロができるような、カバー類を分解し
ての徹底洗浄する掃除は無理ですよね。
このフィンの掃除は、失敗すれば故障に繋がるというマイナス面もよく
考えて、決断した方がいいでしょう。
業者さんが行う洗浄の際は、10ℓもの水で流し、完全に汚れを外へ排出さ
せてくれるそうなのですが、家庭でそこまでの水を高圧で流すことはできません。
流しきれず、ドレパンの中に溜まってしまったゴミが、塊になって排水を
詰まらせ、エアコンの故障に繋がることもあるそうです。
ここは、プロにお願いする時までとっておいて、毎月の自分のお掃除は、
フィルターと吹き出し口、そして、全体を外から拭くという位にしてお
こう!と割り切っていいと思います。
プロのクリーニングは高額ですが、それなりの価値があることに納得です。
エアコン掃除を簡単に行うコツ!
エアコンは、高い所に取り付けてあるので、腕や首や肩がこって、掃除が
長い時間になるとたいへん疲れます。
これをどうにかするには、やっぱり脚立の出番でしょう。
ない場合は、できるだけ高さのある回らない椅子を用意。
台が無いときつい作業ですよね。
しかし、くれぐれも転倒しないように注意しましょう。
そして、掃除を始める前に、道具をあらかじめ手元に準備して、ゴミが
落ちてもいいように、周りをカバーしておくのが、ポイントです。
エアコン掃除用具を、ひとまとめにして収納しておくのもいいですね。
また、今日はフィルターだけで、吹き出し口は明日、と分けてやるのも
気が楽でいいかもしれません。
そして、あれば取扱説明書を用意!
外せるものは外して、邪魔なものを極力どかして、掃除がしやすいよう
にできると、より簡単にできますね。
まとめ
現代生活には、エアコンが必需品ですね。
でももし、エアコンがホコリまみれで汚れていたら、部屋中にそれが
まき散らされているように感じるし、そんな空気を吸っていると思うと
ぞっとします。
そのため、エアコン掃除は、家庭でできる部分を、月1回は行うのが、
理想的だといわれます。
でも、いざやろうと思うと、面倒なんですよね。
そこで、エアコン掃除を、できるだけ簡単にできるように、便利グッズ
を使った掃除の方法をご紹介いたしました。
難しい内部の掃除は無理しない!方針で回避しても、故障を招くよりは
正解かもしれません。
そう考えると、毎月の掃除は、フィルター洗いと、吹き出し口の掃除で
いいのです。
また、柄の長いはたきや、最近は、柄の先が角度調整できるハンディワイ
パーのように、便利な掃除道具もありますので、普段は、これらでエアコ
ン周りのホコリを取っていくだけでも、表面の汚れが防げます。
できるだけ簡単に、きれいを保ちたいですね。