朝顔の葉っぱが病気!?対策や害虫との見分け方など被害を徹底解説!

夏の風物詩とも言える「朝顔」。

小学生の頃に、育てたことのある方も多いのではないでしょうか。

その歴史は長く、日本には奈良時代に薬用植物として、中国から伝わり、当時は下剤や利尿剤として使われていたそうです。

朝顔の種子にも、薬用の効能があるものの、毒性が強いため素人が扱えるものではありませんので間違っても口に入れたりしないよう、ご注意くださいね。

朝顔は、世界中で、品種改良が進み、色・形など、その形態は多種多様に変化し、日本では、最も発達した植物と言われています。

7月〜9月頃に、開花時期を迎え、遅咲きのものであれば10月、11月頃に咲く朝顔もあるそう。

朝顔は、ツルを伸ばしながら、横に上にと成長していくため、グリーンカーテンの役割も果たしてくれ、夏の暑い日差しを遮ってくれます。

ご家庭でも鉢植えなどで、手軽に栽培でき、育てていらっしゃる方も多いと思います。

皆さんは、育てている最中に、葉っぱに異変を感じたことはありませんか。

病気、害虫、育て方が悪い、など原因はいくつか考えられますが、よく分からないことも多いと思います。

そんな方へ、今回は朝顔の病気の対処法や害虫についてご紹介します。

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朝顔の葉っぱから病気や害虫被害の訴え!色の変化など危険な症状

では早速、朝顔がかかりやすい病気とその症状・原因と、朝顔につきやすい害虫についてお話ししたいと思います。

つる割れ病

葉が黄色くなり、次第に全体に広がり枯れていく病気。
原因
「カビ」。土の中に存在する菌が根に侵入して感染します。

うどん粉病

葉っぱが粉をふいたように白く変化し、広がると光合成ができなくなるため枯れていきます。
原因
「カビ」。空気中の胞子が付着し感染します。

モザイク病

葉っぱが縮れ、黄色や茶色など、まだら色に変化し株全体が枯れていきます。
原因
「ウィルス」。アブラムシによって媒介され感染が広がります。

朝顔につきやすい害虫〜

ハダニ

ハダニが朝顔に付着すると、葉っぱが、黄色や茶色に変色し枯れていきます。

ホコリダニ

ホコリダニの場合は、白っぽく埃を被ったようになり、葉っぱがシワシワになるのも特徴です。

アブラムシ

前述した通り、ウィルスを媒介し枯らします。

ヨトウムシ・ナメクジ・カメムシ

この害虫たちは、葉っぱを食べたり、朝顔の汁を吸って、株を徐々に枯れていく原因になります。

以上、代表的なものが上記の病気や害虫です。

現在育てている朝顔にも似たような症状がないかチェックしてみてください。

葉っぱの病気を対策!朝顔の成長を妨げる病害虫の対処の仕方

朝顔の葉っぱの異変が、病気や害虫によって引き起こされていれば、どうにか対策をしなければいけません。

では、その対策の仕方について ご紹介します。

つる割れ病

対策:残念ながら、発病してしまったら、その株ごと抜き取らないといけません。
土壌から感染していますので、植わっていた部分の土の中にも原因菌が存在していると考えられますので、その土も一緒に処分することをおすすめします。

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うどん粉病

対策:まず、葉っぱが白く粉ふいていいるようなものを見つけたら、取り除きましょう。
株全体に広がるのには時間がかかるので、そうなる前に疑わしい葉っぱは、早めに取り除いて感染を広げないようにしましょう。
株全体に広がってしまった場合は、専用の薬剤の散布も効果があるようです。

モザイク病

対策:残念ながらモザイク病にかかってしまったら、薬剤などでも治すことはできません。
病気の中で一番厄介なのが、このモザイク病とも言われ、種類の違う植物にも被害が広がりますので、見つけた場合は、すぐに取り除き、感染を広げないように気をつけましょう。

ハダニ・ホコリダニ

対策:この二つは、葉っぱの裏に寄生していることが多いので、付着していないか、埃をかぶったようにしろくなっていないかを定期的にチェックし、シャワーなどで洗い流すように水をかけましょう。
ハダニは比較的大きいため、目視もギリギリ可能かもしれませんが、ホコリダニに関しては目視は不可能だと思ってください。
症状が広がっている場合は、専用の薬剤を使うのも効果的です。

アブラムシ・ヨトウムシ・ナメクジ・カメムシ

対策:アブラムシは初期の場合ならば、ガムテープなどを使って早く取り除けます。
少しだからと放っておくと、あっという間に増えて、株を枯らしてしまうことにもなり兼ねませんので、数が多い場合は、専用の駆除スプレーなどを使って対処しましょう。

ヨトウムシは、日中は土の中にいることが多いので、夕方以降にチェックして付着していれば割り箸などで取り除きましょう。葉っぱに穴が空いていることと、小さな黒いフンが葉っぱに付いていたら、原因はヨトウムシで間違いないでしょう。

ナメクジはご存知の通り、湿気の多い時期によく現れる虫ですので、梅雨時期は要注意です。
葉っぱを食べて穴を開けます。比較的見つけやすいので、こまめにチェックする事で防げるでしょう。

カメムシは、葉っぱに卵などを産み付けて、数を増やしていきますので、見つけたらすぐに取り除き、葉っぱの裏に卵が付着していないかもチェックして下さい。

葉っぱが病気や害虫以外で弱るのは?水分や日当たりで改善可能な症状

朝顔の葉っぱに異変がある場合、病気、害虫以外でも原因となるものがあります。

水のやり過ぎ

トレーに水が溜まった状態が続くと、根腐れを起こし、株全体が枯れてしまいます。
水やりの際は、鉢植えの底から、水が流れるようにし、トレーに水が溜まった状態にしておかないこと。
水やりは、基本午前中に一度でいいと思います。

日照不足

日当たりの悪いところで育てていると、次第に弱っていき、成長も見込めません。
朝顔は、日当たりを好みますので、出来るだけ日当たりの良いところに置き、育てましょう。

その他考えられる原因

根詰まり

植えている鉢植えが小さすぎて、成長しきれずに根詰まりを起こしている。
大きいものに植え替えてましょう。

まとめ

朝顔の種類は非常に多く、多彩な色の花を咲かせます。

毎年7月頃から、日本各地で「朝顔品評会」が開催されるほど、愛好家も多く、人気の植物です。

朝顔は、少ないスペースで、手軽に育てられ、初心者にも始めやすい植物だと思います。

毎朝、きまって咲いている花を見るのは楽しいものですよね。

病気や害虫など、朝顔が弱ってしまう原因が分かっていれば、素早い対処もできますので、今回の記事を参考にしていただければと思います。

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