介護の仕事をしている上で、レクリエーションは大切な仕事の一つです。
しかし介護士の中には介助より、レクを考える方が大変だと感じる人は多いのです。
毎回同じ事ばかりやっていては飽きられてしまいます。
かといって新しいものを行って盛り上がらないとなんだか寂しい。
高齢者が楽しく出来るレクやゲームとは一体どんなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
・介護士が考えたレクは重度者向けのレクリエーションとは?
・介護士がレクを行う意義とは
上記3つについてご紹介していきます!
介護士が考えるレクやゲームの定番といえば
さっそく定番のレクやゲームの定番についてお伝えしましょう!
・折り紙
高齢者もよく知っている折り紙は、定番のレクリエーションになります。
季節ごとに折るものを変えて飾れば、施設内でも春夏秋冬を感じることが出来るでしょう。
また、折り紙は手や指先を使った運動にもなります。
やり方を覚えれば暇な時に一人で出来るのも折り紙の良い点ですよね。
・おやつ作り
おやつ作りも人気なレクリエーションの一つになります。
自分達が食べたい物を決めて、買い物に行くところからスタートです。
材料をみんなで買いにいくだけでなんだか楽しそうですよね。
材料が揃ったらいよいよ料理開始です。
切る、とぐ、盛り付ける等といった行動も手の運動に繋がります。
楽しく和気あいあいと出来るのがおやつ作りの良い所です。
・トランプ
トランプを使って遊ぶゲームも楽しいですよ!
神経衰弱や七並べ、トランプ占いやポーカーなんかも人気です。
点数制でチーム戦のトランプゲームだと、より楽しめるかもしれません。
是非試してください。
介護士が考えたレクは重度者向けのレクリエーションとは?
みんなで楽しい時間を共有できるレクリエーション。
では、重度の人や認知症の人でも簡単に出来るレクリエーションはあるのでしょうか?
・車椅子の人でも簡単ボーリング!
麻痺や筋力低下などで車いすの人でも楽しくできるレクリエーションはたくさんあります。
例えばペットボトルなんか利用して行う「ボーリング」は車いすの人でも参加できます。
10本のペットボトルを床やテーブルに並べてゴムボールを転がすだけです。
元気な人も重度の人も一緒に出来ますので、一緒に盛り上がりましょう!
・塗り絵
塗り絵も手さえ動かす事が出来れば参加可能なレクです。
認知症の人でも、塗り絵を渡すとすごい集中力で取り組む人も少なくありません。
また、綺麗な色で作成できるとストレス発散にも繋がります。
一人一人の作品を掲示すると、お互いの作品を見て刺激になる事もあります。
色々な作品を作り、展示会などの機会を作れば意欲的に取り組まれる事でしょう。
・カラオケ大会
体は動かせなくても声はしっかり出せる人もいるでしょう。
そんな人にピッタリなのは「カラオケ」です。
声を出すのは嚥下体操にもなるので、大きな声で歌を歌う機会を作りましょう。
昔懐かしい歌や、童話なんかは高齢者もよく知っています。
是非一日1曲歌を歌う機会を作ってみてはいかがでしょうか。
介護士がレクを行う意義とは
冒頭でもお伝えしたように、介護士は介助だけが仕事ではありません。
しかし何故レクやゲームが業務一環になっているのでしょうか?
・ただ生きているだけでなく、楽しみを見つけて過ごしてもらう為
介護士は利用者が楽しく生活できるような「過ごし方」を考えなければなりません。
ただなんとなく施設で過ごし、なんとなく生きている。
こんな老後生活は絶対楽しくないですよね。
特に介護が必要になった高齢者は、落ち込んでしまう事もあるでしょう。
今まで出来ていたことが突然出来なくなる。
どんな人でもつらい経験のはずです。
そんな人達にもう一度楽しみをもって過ごしてもらうように出来るのが介護士です。
いや、介護士しかいないといっても過言ではないでしょう。
・出来る事を思い出し、目標を見つけてもらう為
楽しく過ごせるという事は前向きに生きるという事に繋がります。
前向きになると意欲が出てきて、「また挑戦してみよう」という気持ちになるかもしれません。
その意欲がレクやゲームによって出る事があります。
例えば習字のレクを行い、思っていたよりうまくできると、
「また習いに行ってみようかな」なんて気持ちに繋がるのです。
その為レクは日常で行ってきた事を取り入れると良いでしょう。
手芸やお花、囲碁や将棋など元々やっていた事を再度行い、自信を取り戻してもらうのです。
最近ではパソコンやコンピューターゲーム。
スマホのアプリといった新たな趣味に挑戦している高齢者も多いのです。
まとめ
それではまとめに入りましょう。
介護士が考えるレクやゲームの定番といえば
・おやつ作り
・トランプ
誰もが知っているのですぐ始められますね!
介護士が考えたレクは重度者向けのレクリエーションとは?
・塗り絵
・カラオケ大会
重度の人でも出来るレクやゲームは必ずあります。
介護士がレクを行う意義とは
・出来る事を思い出し、目標を見つけてもらう為
楽しみを持って、前向きに生活してもらえるよう支援します。
いかがでしたか?
今回は介護士が行うレクやゲームについてや、行う意義について紹介しました。
レクやゲームは楽しみながら運動に繋がる事。
そしてそれをきっかけに趣味や習い事としてもう一度始めてもらう事。
この二つを頭に入れて、何のレクを行うか考えると、考えやすくなるでしょう。
介護士の思いやプランが高齢者の意欲に直接つながります。
是非、参考にしてみて下さい!
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