預かり保育で夏休みや冬休みなどの間はいつもと違ってカリキュラムなどなく、自由な感じになりやすくなります。
そこで困るのが、遊びのネタではないでしょうか。
ただいつものようにおもちゃで遊んだりする日も楽しいですが、いつもと違って少ない人数や合同で遊ぶからこそできる遊びをはじめ、お昼寝のタイミングやおやつのおすすめも併せて、保育士の経験からご紹介します。
幼稚園の預かり保育で遊びネタをご紹介
いつもの園生活とは違ってゆるくなる預かり保育ですが、いつもと違うからこそできる遊びをいくつかご紹介したいと思います。
年齢鬼
預かり保育はくる子とこない子といるので人数はバラバラですが、例えば5歳の子が鬼などじゃんけんではなく、鬼を順番にやる鬼ごっこもあります。
小さい子がいるとじゃんけんができないのと、鬼を普段やらない子も一緒にできるので少し違った鬼ごっこが楽しめます。
逆に本当に小さいとタッチされたこともわからないので、そういう子には鬼が背中にシールを貼ってあげて
「この子はタッチされています」
という印をつけてあげるのもいいでしょう。
強制ではないので嫌な子は自由に外で遊ぶのもOKです。
ただ走り回るのでぶつかったりしないようにだけ気を付けて遊びましょう。
かるた
預かりは夏や冬といった寒暖差が激しいので室内で遊ぶ時間も長かったりします。
そんな時、みんなで出来るかるたや神経衰弱などあると全員で遊べてとても楽しいです。
幼児向けになりますが、わからない子は一緒にやったりだんだんと慣れてきたら、カードの文章を全部読むまで手を後ろにするなど体も動かしていくと大変盛り上がって面白いです。
この遊びも意外とテンション上がってしまうのでぶつからないようにだけ気を付けて遊びましょう。また取り合いになった場合はじゃんけんにしましょう。
新聞遊び
外に出られないときに普段なら片付けが大変だったり行事の準備であまりやらない人も多いと思いますが、新聞紙遊びは子供たちにとってストレス発散に大いにつながる楽しい遊びです。特に何をするとか決まってなくて、新聞紙をたくさん出してあげて、折り紙にしてもいいし、ビリビリ破いてお風呂にしてもいいし、
丸めて棒にしてもいいなど、こどもたちの創造意欲を働かせて自由かつ簡単な遊びです。
預かり保育という緩い環境だからこそできる遊びです。保育者も一緒になって遊ぶとさらに楽しいので、ぜひ一緒にやってみてください。
乳児が一緒にいる場合は食べないようにだけ気を付けて遊びましょう。
教室いっぱいのお絵かき
教室の机や椅子を端っこにどかします。そして床に模造紙などをつなぎ合わせて真ん中にクレヨンや色鉛筆をおいてあげます。
こどもたちは靴下など脱いでもらってはだしで用紙にお絵かきしてもらいます。時期的に可能なら色水を入れたスポンジも用意して絵具遊びも楽しいです。
注意としては周りの棚や壁にやらないことだけ注意して用紙いっぱいに好きな絵をかいてもらいましょう。
また絵具の汚れも嫌なようでしたら下着になってもらって体いっぱいに絵具で遊んでもらうのも楽しいですよ。
リレー
外遊びは基本的にこどもたち自身も自分たちで伸び伸びと遊ぶのでこれといった遊びを提供するよりかは自由に遊びたい子も多いですが、年が大きい子はある程度人数を集めて遊ぶのが好きなので公園の外周をコーナーにして、自分たちでチーム分けもしてもらってリレーも楽しいです。
ゴールをスズランテープなど用意してあげると運動会の雰囲気も味わえるのでより一層盛り上がります。
注意としては他の子も遊んでいるので周りに気を付けて走るようにすることを事前に伝えてからやるようにしましょう。
幼稚園の預かり保育でお昼寝はいつ頃?
預かり保育の場合、みんなでお昼寝をするので時間がいつもより早まる学年がでてきます。
大体お昼を食べ終わった後なので早いと12:40くらいから13:00です。
一番上の年はまだ眠くないかもしれませんが予想以上に体は疲れているので横になってもらうことも大切です。
ですので下の年齢にお昼寝を合わせたほうがいいので12:30~40がおすすめになってきます。
お昼寝中はちゃんと寝ているか確認をしながわ保育者は連絡帳を記入したり午後の準備をしましょう。
一番上の年齢になると「眠れない」と寝ようとしない子もいますが、いつもと違う動きだからこそ体はちゃんと疲れているので寝かしつけてあげたりしましょう。
ふざけている場合もありますのでその際は「ちゃんと寝ないと外にいけない」「おやつもらえない」などちゃんと体を休めるということをしてもらいましょう。
起床は早い子だと2:40くらいに目覚めてきますが、大体起床は3:00が目安ですので園によって多少違いがありますので決まった起床時間まではちゃんと布団にいてもらうようにし、他の寝ている子の邪魔をしないようにしましょう。
逆に時間になっても起きなかったりする子は少しだけ様子をいて起こしてあげましょう。
そして様子をみて体調を確認しておやつの有無を聞いて対応します。
おやつは絶対に食べなくてはいけないものではないので体の調子をみて体調悪そうなら布団をそのままにして横にして安静できる環境を整えましょう。
幼稚園の預かり保育でおやつのオススメは?
預かり保育でも調理師はいるので、起床後のおやつは大体用意されているのでオススメはありませんが、夕方のおやつなどは調理師が用意しないところもあるのでその時にあげるおすすめをいくつかご紹介したと思います。
・おせんべい
・マシュマロ
・飲むゼリー
どれもそうですがアレルギーだけは配慮してお菓子を選びましょう。
おせんべいは子供たちが手にもって食べられる大きさがベストです。
マシュマロもあまり園ではでてこないおやつですのでフワフワ触感を楽しみながら食べれるお菓子だし、飲むゼリーもアレルギーが少ないおやつなのでみんなで一緒に楽しいおやつをすることができます。
園によってはお昼寝後のおやつも先生が用意するとこもあれば、こどもたちに支給する食べ物は全部、調理師が提供するところもあるので
きちんと主任と話し合って食べるものを選んでみてください。
まとめ
今まで書いてきたことをまとめてみました。
・保育園で預かり保育のお昼寝は下の子の時間に合わせてもらい、ちゃんと体を休めるように促すこと
・保育園で預かり保育のおやつは園によって違いがあるのでアレルギーを配慮したおやつを選んで、みんなで一緒に楽しめるものにする
いつもとちょっと違った環境や過ごす時間になるだけでもこどもたちは対応しようと体力を使っているのでオンオフをできるように保育者がきちんと誘導して楽しい預かり保育になるように、気を付けて過ごしましょう。
心より応援しています。