あなたは、引っ越しの経験がありますか?
私は、過去に数回の引っ越しを経験しました。
学生から社会人へ、結婚のため、主人の転勤のため・・
といった理由です。
そのたびに、引っ越しに伴う大掃除が必要でした。
そして大抵、大型の家電などは、引っ越すときに初めてどかすのですよね。
特に冷蔵庫、どかしてみてびっくり!壁が黒ずんでいる・・。
なぜ!?と、ショックを受け、苦い思い出として残っています。
もしかしたら、同じような経験を持つ方も多いのでは?
今回は、冷蔵庫の熱による壁の電気焼けについて、その対策、
簡単な予防法などをお伝えします!
では、冷蔵庫の仕組みについて、改めて考えてみましょう。
冷蔵庫は、ご存知のように、庫内を冷却する家電ですね。
実は、庫内を冷却するためには、冷蔵庫の背面にあるモーターをまわし、
外へ熱を放つ必要があるのです。
ということで、熱が放出される場所は、
冷蔵庫の背面です(ただ最近の冷蔵庫は、
放熱する場所が側面にあったりというように変化しているよう。
取扱説明書で確認してみましょう)。
冷蔵庫は故障しない限り、365日、
休むことなく冷却し続けてくれますから、当然、熱も放出され続けます。
その熱が、壁紙の黒ずみ、つまり電気焼けを起こすのです。
熱による黒ずみは、拭いたりしても完全には綺麗にはなりません。
ですから、壁紙を張り替える方法が取られます。
できたら、黒ずみを残したくありませんよね。
そのためにできる対策です。
それは、冷蔵庫と壁との間にすこし距離を作ることです。
10cmも離せば十分なようですが、間取りによっては、
冷蔵庫スペースが非常に狭く作られていたりして、
このわずかなスペースを確保することが難しい場合がありますよね。
電気焼けした壁は、冷蔵庫背面のモーター付近に現れ、
やや焦げたような様子になります。
拭き掃除で多少の黒ずみは取れても、これを完全に消し去るのは、
なかなか難しいようです。
むしろ、頑張ってタワシなどでゴシゴシとこすってしまうと、
壁紙自体を傷めてしまうことにもなりかねませんね。
ついてしまった黒ずみに対しては、やはり壁紙を張り替えるほか修繕方法がないようです。
冷蔵庫背面の壁に電気焼けの黒ずみができる理由をお伝えしました。
壁に冷蔵庫から放熱された熱が届いてしまうから黒ずみができる、
ということがわかりましたね。
それならば、黒ずみを残さないためには、
「壁と冷蔵庫との距離をやや広めにとる」ことが効果的です。
ただ、間取りの関係でそれがかなわない場合は、
壁を保護するようなものを、
壁と冷蔵庫背面との間に設置すればよいのではないでしょうか。
簡単、手軽な材料で予防するには、
身近にあるダンボールなどを間に置く方法があります。
そのほか、薄めな板を置くことも良いかもしれません。
また、コンロ周り用の油汚れ防止シート、
壁の模様替え用のはがせるシートなどを壁に貼り付けるのも、
予防になりそうですね!
100円ショップなどで、いろいろな柄のものが販売されていますので、
楽しみながら探してみてはいかがでしょうか。
普段、当たり前のように使っている冷蔵庫ですが、考えてみると、
本当に休むことなく働いてくれているのですよね!“
壁の黒ずみも、冷蔵庫が365日休まず頑張ってくれている
勲章のように思えてきました。
今回は、冷蔵庫の電気焼けによる壁の黒ずみについて、
その原因や予防法、手軽にできる対策などをお伝えしました。
ぜひ、取り入れてみてくださいね!