夏野菜の代表ともいえる「きゅうり」。
水分をたくさん含み、瑞々しく美味しい野菜でもありますが、きゅうりは意外と外的ストレスに弱い野菜でもあるのです。
ですので、たくさん戴いた場合や、家庭菜園で大量に収穫できた場合には、長期保存ができる冷凍・塩漬け保存がおすすめです。
冷凍保存の場合だと、1ヶ月以上は保存できます。
解凍後は柔らかくなり過ぎてしまうため、ポテトサラダなどの混ぜ込み系のものや、和え物には十分美味しく使えますので、冷凍保存も有効な手段です。
では、塩漬けの場合はどうでしょうか。
塩漬けは、ご飯のお供にもピッタリで、昆布だしや唐辛子を入れると更に美味しくいただけますよね。
きゅうりがたくさんある場合など、ささっと塩漬けができれば、傷むこともなく消費できるのではないでしょうか。
ということで、今回は、きゅうりの塩漬けの作り方から保存期間までをご紹介したいと思います〜
きゅうりの保存で塩漬けにする場合の方法
では早速、塩漬けの作り方について。
まず、きゅうりはなるべく、イボが尖っている新鮮なものを選びましょう。
きゅうりを洗い、両端を切り落とし、お好みの大きさ(3〜4等分)に切ります。
ポリ袋など密閉できる容器に入れ、お塩、昆布だし、唐辛子を加えて混ぜ込みます。
口を閉じ、冷蔵庫で数時間寝かせるのですが、途中で上下を返すように混ぜるようにして下さい。
こうすれば、均等に味のしみた塩漬けができますよ!
漬けてから数時間でも出来上がりますが、きゅうりの塩漬けが一番美味しいく召し上がれるのは、漬けてから丸1日〜2日です。
きゅうりを保存する時のコツは?
きゅうりを保存する時のコツ。
きゅうりは、熱・冷気・湿気、乾燥に弱い、傷みやすいナイーブな野菜です。
きゅうりを、中・長期間保存する場合には、手間かもしれませんが保存に適したケアをしてあげてください。
冷蔵の場合は、水気を取り、キッチンペーパーで巻いてから、ラップで1本ずつ包み、ヘタを上に立てた状態で保存するのが最適です。
冷凍する場合は、薄くスライスした後、塩もみで水分を抜いてから、余分な水気を取りチャック付きの密閉袋に入れて冷凍庫で保存してください。
きゅうりの塩漬けを保存する場合には、密閉容器に入れて冷蔵保存、3日以内に食べきることです。
※塩漬けを大量に作る際には、水分が大量に出てきますので、カビが発生しやすくなります。
どんな保存方法でも保存状態が悪ければ食中毒の原因にもなりますので、衛生面には十分に注意してくださいね。
煮沸可能な容器であれば、事前に煮沸消毒をしてください。
きゅうりを保存したら、どれくらいの期間大丈夫?
では次に、きゅうりの保存期間についてのお話です。
きゅうりは常温・冷蔵・冷凍・塩漬け、とさまざまな保存方法があり、もちろん保存期間も違います。
・冷蔵:1週間〜10日
・冷凍:1ヶ月〜2ヶ月
・塩漬け:3日〜1週間
塩漬けに関しては、塩分濃度によって保存期間が変わってくるので、一概には言えませんが、長期間保存したいのであれば、塩漬けを作る際の塩分濃度を高くしてくださいね。
また、浅漬けという塩漬けと言葉の似た調理方がありますが、浅漬けと塩漬けは全くの別物で、浅漬けとは野菜に調味料で味をつけたものですので、長期間の保存には向いていません。
まとめ
きゅうりの保存にはさまざまな方法がありますが、保存するには少し手間がかかりますよね。
しかし、何もせずに常温や冷蔵庫に入れてしまうと、あっという間に傷んでしまうのが「きゅうり」です。
食べきれるだけの量を買えば保存の心配はほとんどいりませんが、戴いた場合や家庭菜園などで、きゅうりが大量に収穫できた時には塩漬けなどにして楽しむのも良いのではないでしょうか。
夏バテにも有効なきゅうりを賢く保存して、長く楽しんでくださいね〜