二月といったら大イベントは「節分」です。
こどもたちにとっては鬼に豆を投げてやっつけるのが面白いと思っていたり、
中には演出が上手すぎて怖がってしまうし、泣きじゃくる子もいます。
そんなイベントの節分ですが、演じるのは「職員」なのが主流です。
しかし、だれがやるのかどこの担任がやるのかも重要です。
このイベントは裏の意味もあり、家に鬼=厄除けの意味もありますが、
実際に保育園であまりにも言うことやわがままさんなど先生の言うことを聞かない子は
鬼にしつけをしてもらうなんていう効果もあります。
保育士をやっている人なら「うんうん」なんて思っちゃうかと思います。
つまり「ばれる」ということが一番御法度なので、衣装もどこまで本格的に
やればいいのかとても悩んでしまうと思います。
お面もどんなお面にしたらよいのか悩んでいる人に、
簡単そして分かりやすくお伝えしたいと思います。
節分イベントでは、メインの「鬼役」が大切です。
基本的には職員が主流ですが、中にはいろんな人に頼むところもあります。
簡単にまとめました。
鬼役で重要なのは「子供たちに中の人がバレてはいけない」ということなので
どのようにして、鬼を演じるのかが重要です。
だれか一人先生がいないと「あの鬼は〇〇先生だ!!」なんてバレることもあるので
周りの協力が必要不可欠です。
①園長先生
園長先生があまり子供たちと顔を合わせていない場合、バレることがありません。
良く子供と遊ぶ園長先生の場合は、声を出さないでもらって
鬼役を演じてもらうと良いでしょう。
あと、園長先生は高年齢の方もいるので、無理に園長先生じゃなくても大丈夫です。
こどもたちは高学年になると容赦なく豆をぶつけてきますし、
時には調子に乗って殴ってくる子もいるので、要注意です。
②保護者のお父さん
担任でもいいのですが、各クラス先生がいないと大泣きしたり、
障害児を持ってるクラスが多かったりすると、鬼役が全くできない園もあります。
そんな時には保護者の親御さんの力を借りるのも一つの手です。
ただ要注意なのは事前にちゃんと知らせたり、
もしも保護者の方が急用などで出られない場合はちゃんと代打を用意しておくことです。
父母どちらでも大丈夫でしょうが、先ほど通りこどもたちはパワフル全開で突っ込んできますので、、、お父様がいいでしょう笑
園によっても親御さんの力を借りるのか借りないのか違いがあるので
よく話し合いましょう。
③近隣の方
保育園の周りとのお付き合いがあまり良くないところも、逆に
物凄く仲の良いところもあるかと思いますが、あまりない事例です。
しかし園によってはお願いすることもあります。逆にそれが
保育園の園児との交流が嬉しくて参加する方もいるでしょう。
こちらもやはりちゃんと事前にチラシを配ってみたり、近隣の方に声掛けが
必要なので、ちゃんと話し合いましょう。
そしてやってもらった方にはちゃんとお礼も忘れずにご用意しましょう。
④バスの運転手さん
分かっちゃう園児もいるかとは思いますが意外に分からないバスの運転手さん。
園バスがないところはできないですが、園バスがあるところは
運転手さんに参加してもらうのも良いと思います。
上記と同じでちゃんとお礼を忘れずにしましょう。
そして運転手さんは登園&降園と両方運転をする中、お手伝いをしてもらうので
運転手さんたちが普段過ごす時間が昼食をまたぐこともありますので、
昼食の準備を忘れずにしましょう。
⑤担任(乳児は除く)
やはり誰かに頼るとなると、お昼の準備やお茶出し・お礼など大変!
という園もあるので基本は先生たちになりますが、どの先生がやるかは
しっかりと職員会議でやりましょう。
鬼役は基本的にしゃべりませんが、プラスでできるなら
少し怖いガラガラ声で「鬼だぞ~」なんてセリフを出すと、より一層
雰囲気から場の空気も盛り上がります。
でも、職員が調子に乗りすぎて泣かせすぎないように気を付けましょう。
実際自分がやったときに泣かせすぎて、降園まで
「鬼もういない!?」と尾を引いてる子がいました笑
節分イベントが終わった後は、子供たちの様子もしっかり確認しましょう。
やはりバレるのを防ぐのに一番大事なのは
「鬼の衣装」です。
どんなのがいいのか?そしてどこまで本格的に
していいのか。いくつか制作方法や入手方法をまとめました。
①頭を紙袋や布で被れるように作る
手作りだと子供たちに合わせた鬼の顔が作ることができます。
材料はいたってシンプルで、「紙袋・毛糸・はさみ・マーカー・テープ・ボンド」があれば
作成は可能です。そのほかの装飾はビーズなどあっても良いでしょう。
これを紙袋に着けて、毛糸を髪の毛にしたり、マーカーで目の周りを
彩ったりなど楽しくお面を作ることができます。
中には本格的にマサイ族のように作る先生もいます。笑
下半身は見慣れないジャージやパーカーでも良いですし、
その鬼の色に合わせて服装をその色にしてもいいと思います。
②帽子を被って鬼のお面を作る
あまり大がかりにしたくない人は、上記の写真のように、
厚紙に様々なペンで鬼を書いて切って輪ゴムを通して被るシンプルな方法も
あります。気を付けるのは、背後が丸見えになるので、
バレたくない先生は、帽子を被ったりフードを羽織ったりなど
服装でカバーしましょう。
あまり工作など得意としない人には、表面だけのお面をお勧めします。
③ドン・キホーテなどで入手する
制作が難しかったり、自前がない人は、やはり元からできてるものを
買ってもいいと思います。
いろんな鬼があると思うので、逆にネットで探してどんな鬼がいいのかを
先生同士で相談して購入するといいでしょう。
そして、購入費用をどうするかもちゃんと話し合っておきましょう。
あまりにも高くついてしまうようなら、手作りがいいかもしれませんが、
作る時間がない場合は購入も視野に入れましょう。
④他の園からお借りする
近くに他の園があったり、姉妹園がある人は、元からあるものを
お借りしましょう。助け合うことも大切です。
借りるのでちゃんとお礼は大事ですが、何よりも大事なのは
借りた時よりもなるべくきれいに返却をすることです。
なにせ、子供たちは全力で立ち向かってくるので、切れているところや
破損はないかをちゃんと確認してから返却しましょう。
以前、節分ではないですが、姉妹園から物を借りて、確認したつもりに
なっていたようで、姉妹園の園長から軽く指摘が入って面倒くさいことに
なってしまったので要注意です。
お面というよりも、「被り物」が多いのが実際のところです。
お面は使用したいなら、その日一日顔につけるのではなく、
先生が顔の横につけて過ごしたり節分を楽しむ感じが良いのではないかと思います。
又は、子供たちと一緒にお面を作って鬼退治に参戦するのも
楽しい一つのイベントになります。
乳児クラスは、絵具を指で書いてお面にしたり、
幼児クラスはペンはもちろん。毛糸やビーズ・綿など沢山使って
制作するといいでしょう。しかし材料を付けすぎると重くなるので事前に
「装飾に使っていいのは〇個まで」など周知はしてから行うと良いです。
節分に関して沢山書きましたが、まとめてみました。
・保育園で節分をやるときの鬼役は、先生でもいいが、保護者や周りを頼ることも良い
・保育園で節分をやるときの鬼の衣装は手作りも良いが、借りることも視野にいれる
・保育園で鬼のお面を作るときは、子供たちと一緒に作って鬼退治するのも一つの醍醐味
鬼に対して大泣きする子もいますが、先生たちも鬼退治を一緒にして、
子供たちをまもってあげましょう。
そして鬼は被り物をしてるので、視野が少し悪いです。
ですのでケガだけはないように、節分イベントの時には
ちゃんと子供たちに注意事項を周知し、
イベント中もケガのないように
気を付けて行っていきましょう。